最近はオタクの高齢化により40代のオジサンが異世界召喚されるアニメも現れているが、我輩は、今年68歳になったので、もし異世界召喚されたら最高齢記録を更新するに違いないのである。
最近は高校生ばかりでなく。サラリーマンや便利屋や作家の先生などが異世界召喚される事もあるのであるが、我輩は、元テロリストである。
1983年、友人で、日本アナーキスト連盟に所属していた山田君と共に、シリアへ渡航して、シリア国境からレバノンへ入り、PLOの支配地域で日本赤軍と接触したら、ソ連国家保安委員会KGBのエージェントにスカウトされ、帰国後は第三次世界大戦が勃発した時には、在日米軍基地を攻撃する事になっていた。
しかしソ連が崩壊してしまったので、工作資金、軍資金としてKGBから供与されていたソ連産ダイヤモンドを売りはらい、その金で遊び暮らしていたが、金を使い果たし、今は貧しい年金生活者で、ネットで異世界召喚ものアニメを見るのが、唯一の楽しみの老オタクに過ぎないのである。
こんな我輩のもとへ、ある日、金髪碧眼の背の高い美女が、6輪駆動の大型トラックに乗ってやって来て、言った。
「テロリン、久しぶり。私よ、カチューシャ・セブン。33年ぶりね」
我輩は自分の目と耳を疑った。KGBの特殊工作員、カチューシャセ・ブンと会うのは、彼女が言うように、33年ぶり。しかし彼女は、どう見ても、33年前と同じ20歳になるかならぬか、の若さ見える。
「私、旧ソ連の閉鎖都市の秘密研究所で生まれた、遺伝子操作された超人だったの。テロリンは、だいぶ老人力が着いちゃったわね。33年後には、もうこの世に居ないの確実ね。私は200歳位まで生きられるのよ。テロリンは、もう余命いくばくも無いけど、まだゴールデン街へ飲みに行く位の元気は、あるようね。ちょっと、私と一緒に、異世界へ行かない?このトラックに満載した6トンの武器弾薬も持って行って行くので、最後に死に花咲かせなさい」
カチューシャ・セブンは言った。
続く
次回予告
カチューシャ7に引き合わされた彼女の上司、マンコビッチ博士は、実は異星人だった。マンコビッチ博士によって、脳と消化器と生殖器、以外の肉体をサイボーグ化してもらった我輩は、全長、約130mの「17キロトン積みスタートラック」に16・2m円盤2機、675�兮人囘啻�甲ロボット16体、従軍メイドロイド16体、アシガロイド128体、武器弾薬工具食料医薬品など8500トンを積み、1870年代レベル文明社会のホモサピエンス十数億人と、白亜紀末の恐竜や翼竜や首長竜が住む、地球そっくりな惑星へ転移した。
」
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