ウクライナ、新たな和平案でドンバス地域をロシアに割譲へ
2025年11月21日 10:58
【11月21日 AFP】ウクライナは、米国のドナルド・トランプ大統領が支持する28項目からなる和平案の下、東部ドンバス地域をロシアに割譲することになる。AFPが20日に入手した草案で明らかになった。
計画ではウクライナ軍は兵力を60万人に制限することが求められ、欧州の戦闘機がポーランドに配備されてウクライナを防衛する一方、北大西洋条約機構(NATO)はウクライナ国内に駐留しないとされている。一方でロシアは主要8か国(G8)へのへの復帰と国際経済への再統合が認められる。米政府関係者は、この計画はまだ「作業中の文書」だとしている。
ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は記者団に対し、「大統領はこの計画を支持している。ロシアとウクライナ双方にとって良い計画だ」と述べた。
レビット氏によれば、スティーブ・ウィトコフ米特使とマルコ・ルビオ米国務長官が、過去1か月にわたりロシアおよびウクライナと「ひそかに」協議を重ねてきたという。一方でレビット氏は、この計画がロシアの最大限の要求を反映しているとの懸念を否定している。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、今後数日以内にトランプ氏とこの計画について協議する予定だと述べ、「われわれの独立と主権を尊重する、品位ある平和」でなければならないと強調した。
■領土問題
ウクライナは現在もドンバス地域のルハンスク州とドネツク州の一部を保持しており、両州は戦争の最前線にある。クリミアは2014年にロシアに併合された。
計画によれば、ウクライナが撤退したドネツク州の地域は非武装地帯とされ、ロシア軍はそこに進入しないとされている。
ロシアが一方的に併合を主張する南部ヘルソン州とザポリージャ州については、「接触線に沿って凍結」されるという。
ドンバス州、ヘルソン州、ザポリージャ州に関する内容は、これまでロシア政府が主張してきた要求と一致している。
また、2022年3月からロシア軍が占拠しているザポリージャ原発は、国際原子力機関(IAEA)の監督下に置かれ、発電された電力はロシアとウクライナで分配されるとされている。
ロシア軍はウクライナ領土の約5分の1を占領しており、その多くは長年の戦闘で荒廃している。
■ウクライナの安全保障
計画では、NATOがウクライナに軍を駐留させないことに合意することになっており、欧州の平和維持部隊を求めていたウクライナ政府の希望は打ち砕かれる。また、ウクライナはNATO加盟を禁じられる。
これは、これまで公にされてきたロシアの要求と一致しており、ウクライナが「越えてはならない一線」としてきた方針に反する。
ウクライナには「信頼できる安全保障の保証」が与えられるとされているが、具体的な内容は明記されていない。
■計画の主導者は?
提案の下では、ロシアは約4年間にわたる厳しい制裁を経て「国際経済に再統合」され、G8への復帰も認められる。
ただし、ロシアが再びウクライナに侵攻した場合には、すべての制裁が即時復活し、「断固たる協調的な軍事対応」が取られると明記されている。
内容をめぐっては、ロシア政府が起草に関与したのではないかとの臆測が広がっており、ウクライナの高官はAFPに対し、「ロシアが米国に提案し、米国がそれを受け入れたようだ」と語った。
しかし米政府関係者は、これはロシアの計画ではないと強く否定し、ウィトコフ氏、ルビオ氏、ウクライナ側、ロシア側との数週間にわたる協議を経て作成されたものだと説明している。(c)AFP
https://www.afpbb.com/articles/-/3610010
これ密約で、ゼレンスキーやトランプもつい最近まで知らなかったんじゃ無いかな。
長距離ミサイルをロシア本土に打ち込むことを禁止していた米国が、停戦前に許可するのはおかしいです。
議会は猛反発するだろうね。
日本も含めた同盟国は、割譲を進めている米国を信用出来なくなった^^;
ウクライナ、米国製長距離ミサイルをボロネジに発射 ロシア発表
2025年11月19日午後 2:57 GMT+92025年11月19日更新
https://jp.reuters.com/world/ukraine/2OC66ZKC3JKYVGGXT6KAVDJ3HQ-2025-11-19/
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