こんにちは、国立市青柳地域を走る唯一の地域公共交通である、コミュニティワゴン「あおやぎっこ」の運行継続に向けて粘り強く訴えている石井伸之です。
本日は、自民党会派で愛媛県新居浜市を視察しました。
JR松山駅から特急「しおかぜ」に乗車して1時間少々の道程です。
特急「しおかぜ」はアンパンマンのラッピングがされており、子ども達は大喜びではないでしょうか?
誰もが知る「それいけアンパンマン」の原作者であるやなせたかし氏は高知県香美市が父方の実家ということもあり、四国ではアンパンマン列車が走っています。
アンパンマンとバイキンマンのやり取りは、罪を憎んで人を憎まずの精神が盛り込まれており、人権政策の中で学ぶべきところがあると感じています。
さて、新居浜市における視察事項は、タクシーのデマンド交通についてです。
愛称は「おでかけタクシー」呼ばれています。
新居浜市は市域が「ゲゲゲの鬼太郎」のキャラクター「一反木綿」の形に似ているという紹介から始まります。
新居浜市の市域面積は234.47K�屬箸覆辰討�り、国立市の8.15K�屬量�30倍です。
令和7年3月末現在で、人口は112,017人、世帯数は57,412世帯となっています。
「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる別子銅山産業遺産群が別子山にあり、銅山の開坑以来、住友関連企業を始めとする四国屈指の工業地域として発展しました。
新居浜市は市域の中央を流れる二級河川の国領川を中心に、川の東西側を川東地区と川西地区に分けられ、両地域の南側に上部地区と別子山地区があります。
地方都市という事から、自家用車の利用率が高く、車の運転が出来ない高齢者の移動困難事例が課題となっていました。
令和2年2020年9月末現在での高齢化率は32.2%(全国平均は28.8%)75歳以上の割合は16.9%です。
15年後の2040年における予測は、総人口102,501人高齢化率35.3%となっており、自家用車を運転できない人が増えていく社会に備えることを念頭に置いています。
市民意向調査を実施する中で、数年間の協議を重ね、平成23年2011年に上部地区と川東地区の一部で試験運行が始まります。
予約方法は電話予約が大部分を占めており、市役所職員の方が予約を受け付けているそうです。
一旦はコールセンターの運営も行ったそうですが、予算面で難しさがあり、市役所職員による電話受付となりました。
平成26年2014年10月に本格運行が開始されます。
利用対象者は川西地区、川東エリア、上部西エリア、上部東エリア在主者における、バス停から直線距離で300m圏外在住の市民またはバス利用が困難な方となっています。
運行日は月曜日から土曜日となっており、9時から16時まで各時間1便運行です。
利用料金は中学生以上の大人は500円、小学生以下は250円、未就学児以下は無料となっています。
基本的に1時間で自宅から移動することから、各エリア・地区内の移動となっており、その代わり全ての地域より新居浜駅へ行くことは可能です。
帰りはどうしているのか?との質問をしたところ、行きの便を予約した際に帰りの便もセットで予約する方が多いそうです。
どうしても時間の読めない方は、タクシーで帰るとの説明がありました。
大切なことは、自宅を出て自由に出掛ける足を確保することとの説明には説得力があります。
車の運転が出来ない高齢者でも、元気に買い物へ行く、会合に参加する、友人の所へ行く、遊びに行く、といった社会性を確保することが重要です。
利用者数は川東・両上部エリアにおいて令和6年度運行台数9,367台、稼働率80%、利用者数16,679人となっています。川西地区は令和6年度運行台数1,246台、稼働率58.1%、利用者数2,102人となっています。
利用目的としては、通院利用が最も多く、買い物、交通結節点(駅など)、その他となっています。
運行業務委託契約は新居地区旅客自動車協同組合(タクシー業者で構成)に委託しています。
運行費用(財源)については以下の通りです。
歳出
タクシー組合への支払額:約3975万円
協議会事務費:約29万円
歳入
利用料金:約583万円
国庫補助金:531万円
預金利息:約3千円
歳出から歳入を差し引いた約2890万円を新居浜市が一般財源から「負担金」として公的負担をしています。
今後の課題としては、デマンド交通を提供する運転手の確保に難しさを感じているそうです。
国立市におけるデマンド交通の実現に向けて、今後とも研鑽を重ねて行きたいと思います。
新居浜市の皆様には、視察を受け入れていただき心から感謝申し上げます。
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