
ネタバレ感想。
戦艦大和の建造を推進する大艦巨砲主義の平山中将と、航空機の重要性を唱えてそれに反対する山本五十六少将が、天才数学者・櫂直を巻き込むが全ての始まり。
櫂が大和を造る展開にも驚いたが、アメリカとの講和のために大和を売却するという案には「そんな手があったか」とさらに驚かされた。
櫂を想いながらも、咄嗟に狂言を語って彼を大学から退学させてしまった尾崎鏡子は、映画では途中から味方になるが、原作では退学後ほとんど接点がないのも意外だった。
鏡子の夫が櫂に嫉妬したことで、大和建造の妨げになる展開もあり、後半は意図せずとはいえつくづく櫂の足を引っ張る存在だったわけだ。
終戦以降、強く生きたのは櫂が日本に求めた姿だろうけど旦那にはもっと改心したような描写が欲しかった。
最初の平山中将の造船計画潰したり、飛行機作ったり、大和売却案でアメリカと講和結ぼうとする辺りは割ととんとん拍子だったけど、歴史の修正力というか史実に近づいて、結局戦争勃発、真珠湾奇襲で早期を狙うも失敗に終わるという展開は、悲しいながらも非常に見応えがあった。
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