■“綱取り”挑む大の里、盤石の相撲で白星発進!休場明け豊昇龍は若隆景に完勝、琴櫻初日黒星【大相撲夏場所】
(TBS NEWS DIG - 05月11日 18:11)
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大相撲五月場所初日、高安との優勝決定戦を制して先場所の覇者となり、初土俵から所要13場所での「綱取り場所」に臨む大関大の里は先場所敗れている東前頭筆頭の若元春を寄り切りに退け、新横綱の先場所が途中休場に終わった横綱豊昇龍も西小結若隆景を押し出しに仕留め、それぞれ盤石の土俵で初日白星発進となりましたが、大関琴櫻は同じ埼玉栄高等学校の後輩で、同じ「横綱の孫」でもある西前頭筆頭王鵬と1分を超える長い相撲の末に両腕を極められ廻しが切れ、強引に前に出たところを肩透かしに屈して黒星のスタートとなりました。
さて、師匠の第72代横綱稀勢の里以来となる「日本出身力士の横綱昇進」に期待のかかる大の里は、立ち合い両手突きから左押っ付けで前に出て、右差しから若元春を問題にせず、西土俵の外に寄り切り。昨年の七月場所と先場所に土俵際まで押し込みながらも隙を許して左を差されて逆転を許した若元春への“対策”が活きた恰好のようです。稽古打ち上げとなった前々日に若元春とほぼ体格が同じ三段目の藤宗と右差しと左差しを許した形で6番稽古、左四つで知られた師匠とも稽古を行い、左四つ対策を練って臨んだ成果とのこと。明日は先場所に優勝決定戦を闘った高安との対戦ですが、本割で敗れ合い口は良くない相手であり、左四つ対策が試される一番となるでしょう。
さて、横綱2場所目の豊昇龍ですが、今日は小結若隆景を右喉輪で押し込み、立腰の若隆景を正面土俵に押し出し。大の里とともに3秒台で決着を付けるあっさりした一番で強さを発揮しました。共に順調な白星発進ですが、初日が良いからと言うことには必ずしも、とならないことも少なからずあるのが大相撲の本場所であり、だと思います。
その他。宇良対一山本の一番で、行司の式守勘太夫が一山本に軍配を上げたものの物言いがつき、審判団の協議の結果、審判長の高田川親方(元関脇安芸乃島)は「ただいまの協議について説明いたします。行司軍配は宇良に上がりましたが、両者が体が出るのが同じてはないかと物言いがつき、協議した結果、一山本が残っており、行司軍配差し違いで一山本の勝ちとします」と、誤った経緯の場内アナウンスをしたと言う事態がありました。正しくは「行司軍配通り、一山本の勝ち」で、ABEMA大相撲ライブで実況を務めた藤井康生元NHKアナウンサーは「差し違いにされたら困りますよ。行司の勘太夫にとっては黒星になってしまいますから。軍配を逆に見ていますね」と指摘したそうで、高田川審判長は打ち出し後に「僕の言い方が悪かった」と間違いを認めたとか。理事となって審判部長となる前、副部長の頃にアナウンスが途中で途切れたりしどろもどろになったりがありましたが、体調面の問題を指摘されかねず、先代阿武松親方(元関脇益荒雄)のように辞任及び協会退職と言うことにもなりかねないので、今後に注目となるかもしれません。
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