ロシアがガス供給止めて親ロ派地域で暖房停止 モルドバへの圧力裏目
https://www.asahi.com/articles/AST114467T11UHBI00VM.html
ロシア→ウクライナ→沿ドニエストル→モルドバというパイプライン。
沿ドニエストルは「独立国なのでモルドバが結んだ契約なんか知らん」という主張の下に、モルドバに向かうガスを勝手に使用して火力発電を行い、その電力をモルドバに売却。ろくに産業のない沿ドニエストルにとって貴重な収入源となっていた。
ロシアも実質従属国である沿ドニエストルを支援するため、ガスの使用を黙認。国際法的には沿ドニエストルはモルドバであることから、沿ドニエストルの使用した分の代金までモルドバに請求したりしていた。
ウクライナ侵攻に伴ってロシアに圧力かけられたモルドバは、いい加減キレて、欧州からのガス供給ルートを構築。
今回ウクライナ経由のガス供給が止まっても、モルドバ本体は(多少割高ではあるが)ガス供給を維持できるのに対して、沿ドニエストルは唯一のアドバンテージであったロシアからの無料ガスが止まってしまい、かなり危機的状況。
同じくロシアを供給源とするガスパイプラインとしては、トルコを経由するルート使用するという方法もあるが、それだとモルドバ→沿ドニエストルという順番になるので、沿ドニエストルの生殺与奪をモルドバに握られてしまうことになる。
ロシアは強気な姿勢を見せているけれど、さてどうなんだろうか。ウクライナでは戦いを優勢に進めているけれど、だからといってウクライナを横断して沿ドニエストルまで打通できるはずはないし、海路の方も黒海艦隊が壊滅してしまっている。孤立した上でパイプラインが切れた沿ドニエストルが、いつまで自称独立国を維持できるかわからない。沿ドニエストルを救えなかったとなると、また威信が低下するわけで、なかなかに厳しいよなと。
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