昭和初期、ディルタイの哲学が日本哲学界、とくに京都学派の哲学者たちの間で高く取り上げられたことがあった。
牧野英二さんは『京都学派とディルタイ哲学 日本近代思想の忘却された水脈』(法政大学出版局)という書籍を刊行しているが、その書籍のなかで高山岩男さんのことか取り上げられているのだろうか。
京都学派のなかでディルタイを最も早く取り上げた哲学者が高山岩男さんだったように思われる。
高山岩男さんの『哲学的人間学』(岩波書店)は、ディルタイの哲学をかなり意識して書かれたものであり、また京都帝国大学文学部哲学科の学術誌である『哲学研究』にも高山岩男さんはディルタイの哲学に関する論文を書いておられる。
高山岩男さんの著作集が玉川大学から刊行されたとき、そのディルタイの哲学に関する高山岩男さんの論文は収められていなかった。そして高山岩男さんの政治に関する著作も省かれていた。
そこに高山岩男さんの�牘Υ鵑蠅寮�治姿勢�瓩箸いΔ海箸�あまり出すべきではないということになったのだろう。
高山岩男さんの政治哲学も面白いものがあり、当時は哲学者も政治に関して意見を言うということが当たり前のように行われていたのだ。それができなくなったのは、戦後の山内得立による京都帝国大学文学部哲学科の復活に井としている。
高山岩男さんの哲学も面白いものがあるのだが、誰か書いてくれないかと思っているのだが。
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