サルワン・モミカは、23年にスウェーデンでコーランを焼いた人。イラクからの移民だったのだけれども、それまで特にそういった素振りはなかったのに、突如として強硬な反イスラムを標榜するようになって、スウェーデンが重視する表現の自由を盾に 公の場でコーランを焼却。スウェーデン警察もこれを見守るしか出来なかった。
この蛮行を止められなかったスウェーデンをイスラム諸国は強く非難。特にクルド人問題で北欧諸国と対立していたトルコが激しく反発。当時スウェーデンは対ロシアを見据えてNATO加盟申請中だったが、トルコは公然と反対するようになった。
このコーラン焼却事件に関しては、かつてロシアの放送局で仕事をしていた右派系ジャーナリストがサルワンに接触し、資金提供をしていたのではないか という話があった。「なんでもかんでもロシアの陰謀かよ」と一笑に付す人も少なからずいた。
しかし、何だかんだでスウェーデンがNATOに正式加入した今年になったら、スウェーデン国内で反イスラム的なパフォーマンスが行われたという話は全く聞かなくなったわけで、さてどうなんだろうかなと。
ちなみに焼却騒動の後、スウェーデンもいいかげんブチ切れて、サルワンをイラクに強制送還するか検討したものの、さすがにそんなことになったらリンチで殺されるのは明白だったので、グッとこらえて滞在許可を延長。
しかし、当のサルワンは亡命すると言い出してノルウェーへ逃亡。一時は山中で自殺説もでたものの、ノルウェー警察に保護されてスウェーデンに送還されている みたいな話らしい。
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