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2023年07月08日16:40

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ワイルド・スピード(1〜8)

いつか見ようと思っていたワイルドスピード。
プライムビデオで配信中の8作をさて見るかと思ったら配信期間が残り13日。
2週間弱で何とか走破したので、その感想をまとめてみます。
これまで一作たりとも見たことはなく、ついでに車に対する興味もほぼゼロの奴が見た結果どう感じたのか。

その前に、このシリーズが始まった時のことを自分は微かに覚えておりました。
タイトルが印象的だったのです、悪い意味で。
いかにも分かりやすくしました…という感じの『ダサい邦題』として当時は認識していました。
しかしこれが回を重ねるごとに味となり、大袈裟だけど内容を割と的確に表現していると知って認識を改めました。
考えてみればfuriousって未だに意味がよく分からないし、ついでに原題は一貫性の無いタイトル付けで、本国でも分かりにくいと不評だそうです。
原題も併記したのでその辺の妙味も一緒に味わってもらいたい。




ワイルド・スピード
(原題: The Fast and the Furious)
潜入捜査ものとしては普通の面白さ。
捜査対象であるストリートレーサーのドムと、潜入捜査官のブライアンとの間に友情が芽生え、ドムにかけられた疑いに対し「あいつはそんな馬鹿な真似しない」と信用を寄せるも、そんな馬鹿な真似を結局ドムがやってましたというオチは笑った。
あの強奪方法は絶対成功率低い。
最終的にレースでケリを付ける展開にも「?」だった。


ワイルド・スピードX2
(原題: 2 Fast 2 Furious)
ドムことヴィン・ディーゼルが離脱。しかし物語的には特にマイナスにはなっておらず、ブライアンの新しいバディとしてローマンが登場。
二人で潜入捜査を進めるも途中から目的がよく分からなくなり、気付いたら船舶に車が突撃していた。


ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT
(原題: The Fast and the Furious: Tokyo Drift)
新主人公・ショーンが日本でストリートレースに挑む。
意外にとんでも日本描写は少なく、その分主人公の学ラン姿は異彩を放つ。
話の筋は一番分かりやすく、これまでのゼロヨンから日本の交通事情に合わせたドリフトバトルになったのは面白く感じた。
日本人キャストも多く(ほぼちょい役だが)見ていて楽しい。
ちなみに時系列としてはEURO MISSIONの後に当たる。


ワイルド・スピードMAX
(原題: Fast & Furious)
復讐と贖罪がテーマなのかな?と2秒くらい考えたけど、罪を贖うために倍増しの犯罪行為を繰り広げるのでそんなことは関係なかった。
そして超展開を受け入れつつあることに、ワイスピ脳が出来上がりつつあるのを感じる。
序盤で主要人物が殺害されてしまう展開が非常に衝撃的だったが、この世界の命は男塾ばりに再利用可能なことをこの頃はまだ知らない。


ワイルド・スピードMEGA MAX
(原題: Fast Five)
以降のシリーズに欠かせない新キャラ・ホブス捜査官(ロック様)が登場。
最強の敵としてドム達の前に立ちはだかるものの、かなり強引な理屈で共闘関係を結び、その結果ファミリーは最後の大仕事と称した大破壊行為に及ぶ。
以後の犯罪対策チームスタイルが確立し、クライマックスでの圧巻の「市中引き回し」からも予算が増えたことを感じさせる。
ロック様の登場で映画として格が上がった感もあり。


ワイルド・スピード EURO MISSION
(原題: Fast & Furious 6)
恩赦のために超破壊活動を続けるのは相変わらずだが、加えて敵の行動原理も行方不明に。
戦車が飛び出てきたあたりから外出先でも笑いが抑えられなくなった。
以後「車vs何か」という異種格闘技的な見せ場が恒例化することに。
前述の男塾性を無視すれば非常にドラマチックな展開があるのも今作の見どころ。


ワイルド・スピード SKY MISSION
(原題Furious 7)
空から落下し、ビルをも突き破り、ヘリにも突撃…カーアクションとは何か、我々は今一度考え直さなければならない。
車以外の魅力としてシュワルツェネッガー以来のミニガンが似合う男・ロック様の勇姿を拝めるのもポイント。
さらに敵対するのがジェイソン・ステイサムなので、人類最強ハゲ決定戦が期せずして実現してしまっている。
そしてさよなら、ブライアン。
どうか幸せに。


ワイルドスピード ICE BREAKE
(原題: The Fate of the Furious)
車の洪水、車の雨、そして潜水艦との氷上対決など、カーアクションというよりカーを使った面白映像集とさえ言える。
だが、毎回律儀に度肝を抜かせてくれるのはお見事。
ただ、今回はストーリーに大きなノイズがあり、事件の発端とその顛末には大きな疑問が残った。
ステイサムとのスピード和解も豪華と言えばそれまでだが、もう少し敵役でいても良かったのでは。
あと子供への名付けにそれはねーだろ、と。





正直な感想として、どれも思った以上に面白かったです。
車がドッカンドッカンぶつかる様は現実には大惨事ですが、ワイスピの世界線に脳がチューニングされれば現実を忘れて没頭できることでしょう。
それ故に、かろうじて存在する物語性の中で生まれたICE BREAKEの違和感が、この後上手く処理されるのかが非常に気掛かりです。

いずれプライム特典に降りてくるであろう「ワイルド・スピード/スーパーコンボ(原題: Fast & Furious Presents: Hobbs & Shaw)」と「ワイルド・スピード/ジェットブレイク(原題:F9)」、そして現在公開中の「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(原題:Fast X)」やその後のタイトルも楽しみです。


…やっぱりいいな、邦題。
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