衆院小選挙区の区割り見直し案勧告 滋賀・和歌山は1減へ
06月16日 18時13分、NHK NEWS WEB 配信より
衆議院の小選挙区をめぐるいわゆる1票の格差を是正するため、政府の審議会は、小選挙区の「10増10減」などの区割り案を岸田総理大臣に勧告しました。
関西では滋賀県と和歌山県で選挙区が1つずつ減ります。
また、大阪府と兵庫県は選挙区の数は今のままですが、線引きが変更されることになります。
政府の「衆議院議員選挙区画定審議会」は会合を開き、おととしの国勢調査の結果などをもとに、小選挙区の区割りを見直す案を決定し、岸田総理大臣に勧告しました。
それによりますと、関西では滋賀県と和歌山県が、小選挙区を5つの都県であわせて10増やす一方、10の県で1つずつ減らす「10増10減」の対象になっていて、
▼滋賀は現在の4から3に、
▼和歌山は3から2に、それぞれ1つずつ減ることになります。
具体的には、滋賀は今の2区、3区、それに4区が2つの選挙区に再編され、
新しい滋賀2区は、彦根市、長浜市、近江八幡市、東近江市、米原市、蒲生郡、愛知郡、犬上郡です。
また、新しい滋賀3区は、草津市、守山市、栗東市、甲賀市、野洲市、湖南市です。
和歌山は、2つの選挙区に再編され、
新しい和歌山1区は、和歌山市、紀の川市、岩出市です。
また、新しい和歌山2区は、海南市、橋本市、有田市、御坊市、田辺市、新宮市、海草郡、伊都郡、有田郡、日高郡、西牟婁郡、それに東牟婁郡です。
また、大阪府と兵庫県は、選挙区の数は今のままですが、1票の格差を2倍未満にするため、線引きが変更されることになります。
このうち、大阪府は、現在の8区と9区が再編され、
新しい大阪8区は、豊中市と池田市、
新しい大阪9区は、茨木市、箕面市、それに豊能郡です。
兵庫県は、現在の5区と6区が再編され、
新しい兵庫5区は、豊岡市、川西市の一部、三田市、丹波篠山市、養父市、丹波市、朝来市、川辺郡、美方郡です。
また、新しい兵庫6区は、伊丹市、宝塚市、それに、新しい兵庫5区に入らない川西市の一部です。
16日の勧告を受けて、政府は、秋の臨時国会で、公職選挙法の改正案を提出し、成立を目指す方針です。
成立すれば、新たな区割りは、1か月程度の周知期間を経て導入されることになっていて、その後の衆議院選挙から適用される見通しです。
【和歌山2区の橋本では】。
今回示された小選挙区の区割り案について、
和歌山県橋本市は、これまで3区だった田辺市や新宮市などとともに新しい2区になります。
橋本市に住む自営業の60代の男性は、
「今までは国会議員がよく来てくれて、私たちの声が国に届いたと思うので、県内の議員定数が減ったら困ります。
人口の割合だけで区割りを決めるのは間違いで、再編によってなじみが薄い地域と同じになることで、これまでのように声が届かなくなるのではないか心配です」と話していました。
また、20代の女性は、「県内の国会議員が減れば、県南部の自治体と同じ選挙区になるので、橋本市のことを考えてもらう余裕がなくなるのかなと思います」と話していました。
一方、80代の男性は、「一票の格差に基づいて区割りが見直されるのはしかたないと思います。候補者にとっては大変になるのではないかと思います」と話していました。
【和歌山1区になる岩出では】。
これまで和歌山2区だった和歌山県岩出市は和歌山市や紀の川市とともに新しい和歌山1区になります。
岩出市に住む71歳の男性は「選挙での投票は政党で決めているので、選挙区が変わっても投票に影響はありません」と話していました。
また、83歳の男性は「岩出市は和歌山市に近いので同じ1区になってよかった」と話していました。
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