御嶽海は白鵬以来となる新大関での優勝を果たせるか。錣山親方が占う激戦の春場所
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大相撲三月場所七日目、賜杯レースの単独トップに立った東前頭七枚目の高安は東前頭六枚目北勝富士の引きに乗じて突き出しに退け全勝を守り、一敗で追走する大関御嶽海、関脇若隆景、西前頭六枚目琴ノ若は、御嶽海が阿武咲を引き落とし、若隆景は東前頭筆頭大栄翔を送り吊り落とし、琴ノ若は西前頭八枚目佐田の海を右に往なして送り出しにそれぞれ仕留めて星一つ差をキープする展開となりました。
さて、今日一番の注目は、突き押しを武器に幕内優勝も経験している大栄翔を「送り吊り落とし」と言う大技で撃破した若隆景だったと思います。立ち合い、大栄翔に土俵際まで押し込まれるも、下から押っつけ、左往なしで躱して両ハズで起こして後から持ち上げ、豪快に叩きつけて勝負あり。平成19年の九月場所で小結安馬(後に第70代横綱日馬富士)が新入幕だった豪栄道(後に大関、現在の武隈親方)を退けた一番以来15年ぶりとなる決まり手「送り吊り落とし」を決めました。協会の八角理事長(第61代横綱北勝海)は「力をつけたんでしょう。V争い? 絡んでいって欲しいね」とコメントしましたが、先場所までは序盤戦で波に乗れずに取りこぼすことも少なからずあり、勝ち越しはしても賜杯レースに絡むまでには至らないことが多かった若隆景でしたが、賜杯レースを掻き回す主役の一人としての活躍に期待したいと思います。明日は星が上がらないとはいえ、関脇阿炎に屈するも、立ち合い、大きく後退した奇襲戦法を試みた西前頭筆頭の宇良が相手で、注目の一番と言えるでしょう。
その他。角番の大関貴景勝は西前頭二枚目の玉鷲の引きに乗じて押し出しで圧倒し5勝2敗とし、もう一人の角番大関の正代も結びの一番で西前頭三枚目の明生を掬い投げで制し、三大関は揃って白星を挙げ、休場の横綱照ノ富士を除いて今場所初めての“上位陣安泰”の一日となりました。その正代の今日の一番、立ち合い左四つに組みながら明生の圧力に後退。何とか凌ぐも明生に外掛けを仕掛けられ寄られ、正代は体を開いての投げで明生を崩して勝負あり。八角理事長からは「結びの一番だから、これぐらいの気持ちで取って欲しい。大阪のファンだけでなく、地元(熊本県宇土市出身)のファンも応援している。このまま、あきらめずに頑張って欲しい」と今後の巻き返しに期待するコメントを発していましたが、やっとここまで2勝5敗、厳しい土俵は続きます。
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