中国軍の防空識別圏侵入、米国防長官「台湾侵攻の演習」
2021年12月5日 9:46
【ワシントン=中村亮】オースティン米国防長官は4日、中国による相次ぐ台湾の防空識別圏(ADIZ)への侵入について、将来の台湾侵攻に向けた予行演習の可能性があるとの見方を示した。「中国の国防トップと開かれた対話のチャンネルを積極的に探っている」と語り、偶発的衝突の回避を目指す立場も強調した。
オースティン氏が西部カリフォルニア州で開いた「レーガン国防フォーラム」で演説し、その後に司会者の質問に答えた。
台湾の国防部(国防省)によると、10月上旬に1日として過去最大の56機の中国軍機が台湾のADIZに侵入した。11月には空中給油機も参加したとされ、中国軍の作戦範囲が広がるとの見方が出ている。
オースティン氏はADIZ侵入などが将来の台湾侵攻に向けた訓練なのかと問われて「大いに真の戦闘能力を探り、リハーサルのように見える」と答えた。
オースティン氏は米国で1979年に成立した台湾関係法をあげて「台湾の自衛力を支援し、台湾市民の安全を脅かす武力に対抗する能力を維持する」と強調した。「抑止力向上に取り組んでおり、現状変更を目指していない」とも語った。台湾支援は独立を後押しする狙いではないと重ねて訴える発言だ。
作戦領域ではサイバーや宇宙での中国との競争に注力する方針を示した。「次の戦闘はサイバー活動が引き金になるとの見方がある。サイバーや宇宙での十分な能力を確保したい」と唱えた。サイバーや宇宙空間では戦闘のルールが確立されていないとして「緊張激化や誤解のリスクが高い」と危機感を表明した。
オースティン氏は2022年初めに東南アジアを訪れる計画を明らかにした。東南アジア訪問は今年7月にシンガポールやベトナム、フィリピンを訪れて以来となる。中国は南シナ海の実効支配を進めている。米国のトランプ前政権は東南アジアを軽視した経緯があり、バイデン政権は関係修復に取り組んでいる。
台湾海峡や南シナ海、サイバー・宇宙領域での米中対立が強まる事態を踏まえ、オースティン氏は「それらをどのように管理するかが重要だ」と指摘した。「米中は優先課題や意図について互いに率直かつ直接的に話すべきだ」と語り、紛争回避に向けて国防当局の対話を進める方針を示した。
複数の米政府当局者によると、米中はオースティン氏と中国国防トップの対話を年内にも開く方向で調整を進めている。中国共産党中央軍事委員会の許其亮副主席や魏鳳和国務委員兼国防相と電話やオンライン形式での対話を計画している。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN050BI0V01C21A2000000/
>複数の米政府当局者によると、米中はオースティン氏と中国国防トップの対話を年内にも開く方向で調整を進めている。
米ロ首脳会談が7日に行われます。
恐らくウクライナ国境問題だけでなく、ウクライナのNATO参加問題が話し合われるはずです。
ウクライナは、米露間の緩衝国ですから、現状維持する約束が出来れば、中央アジアはしばらく安定します。
米国は兵力を極東に集中出来ますから、米中国防トップ会談で、米国が有利に交渉できます。
NATO軍も自衛隊も、GNPの1%しか防衛費に回していないので、米軍の負担はまだまだ大きいです^^;
米ロ首脳、7日にテレビ電話会談
ウクライナ情勢焦点に
2021/12/5 10:12 (JST)
https://nordot.app/839891140161323008?c=39546741839462401
ロシア、ウクライナのNATO加盟に警告
2021/12/2 23:49 (JST)12/3 00:07 (JST)
【モスクワ共同】ロシア外務省は2日、同日の米ロ外相会談を受けた報道発表で、ウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟が強行された場合は「最も深刻な結果を招く」とロシア側が米側に警告したと強調した。
https://nordot.app/839152020471431168?c=39546741839462401
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