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2021年11月12日00:25

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「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(ア)は何ですか」

 テスト作成者さんの思いが透けて見える問題ですよね。
 でも、理科の能力を正しく測定できるテストになっているかなあ?

 作成の意図はわかるんですよ。
 ヒントになってしまうかもしれないリスクを冒しても「力点」という言葉を入れています。国語の力(読解力)が壊滅的な子に最大限の配慮をして、理科の能力が底上げされてしまうリスクのほうを選んだんですよね。力点という言葉から、なにも理解していなくても「支点」「作用点」をなんとなく書いた子もマルですから。
 理解していないのに「君は理解している」と嘘を教えてしまう恐ろしく残酷なテストになってしまうんですけどね。それでも、国語が壊滅的な子がなにもかも壊滅してしまうリスクを回避したいという思い(理科の能力だけを測定したいという実情)からこうなったんでしょうね。
 もしも「何にあたりますか?」という質問に差し替えた場合、「あたります」と「ぶつかる・ぶつける」という誤った解釈をしてしまう子が出てきます。(クラスにゼロ人だったとしても、全国では数百人規模で出現するものです) 小学生の、そして中学生や高校生や大人の読解力のなさを軽視してはいけない。学年によって最大限に譲歩できる範囲で、国語力の足りない子が不利にならないようにするのは基本いいことです。教科ごとの能力を測定するのがテストの目的ですから。

 ただ、限界はありますよね。中学生で「あたります」レベルの表現がわからない場合にはおそらく全教科が壊滅します。またおそらく学校生活も毎日・毎時間の頻度で支障をきたすことでしょう。
 程度の問題で、「あたります」では明確に学校生活に甚大な障害が認められるんですけど、「ごとに」になるとわりとごまかしが利いたりするようです。
 「ごとに」がわからない子は5割くらいいます。「0.4リットルごとに280円」と書かれていてもなにも考えない子が5割です。もっと多いと感じますが、甘めに見積もって5割。高校生や大人でもそこそこいるでしょう。たぶん1割くらいが、求められる前に「0.1リットルなら……」とか「1リットルなら……」と1秒かけずに考える感触です。もちろん、学力の面で絶大な差が生じますし、多少の「勉強時間」などでは覆らぬほどの脳の訓練時間(と量)の差が拡大します。息をしている間じゅうずっと。
 親御さんはできれば「0.4リットルごとに280円」を見かけたらお子さんと「1リットル入りを買ったら千円で足りるかな」とか水を向けてあげてほしいなと願います。「2倍で560円だからたぶん足りる」でもいいし「3倍しても900円に届かないから足りる」でもいいから、脳の訓練時間(と量)を増やしてあげてほしいですよね。「勉強時間」が少ないのに成績がいい子はズルなんかしていないですよ。脳の訓練時間をちゃんと確保しているのですよ。

◆


■「これ正解やろ」「ある意味天才」 小学生のテスト解答に笑い広がる
(Jタウンネット - 11月11日 20:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=241&from=diary&id=6736999
「これ正解やろ」「ある意味天才」 小学生のテスト解答に笑い広がる

「うん、間違ってはいない...」
思わず納得してしまう解答が、ツイッターで注目を集めている。


謎の解答...?(画像は楕円(@fujimal_tomato)さんのツイートより)
こちらの画像は、ツイッターユーザーの楕円(@fujimal_tomato)さんが2021年11月9日に投稿したもの。自身の妹が小学生だった時に受けたテストの答案用紙である。

「パンばさみで(イ)の部分は力点(りきてん)です。(ア)は何ですか」


そんな問題に添えてあるのは、手で持った「パンばさみ」で、パンを挟んでいるイラストだ。

取手部分が力のかかる力点(イ)なのだから......力がはたらく(ア)は、「作用点(さようてん)」だ。

ところが、投稿者の妹の解答は――

「あんぱん」
先生も動揺?
おそらく(ア)が指す黒点(・)の先に、パンがあったからだろう。その色合いや形状から、あんぱんだと判断したに違いない。

これに先生は、赤ペンでこう書いた。

「?」


しかし、ツイッター上では、こんな反応が寄せられている。

「これ正解やろ」
「間違ってはいないんだよね」
「笑いが止まらない」
「上のゴマであんパン正解!」
「この問い方ならアンパンだろ...」
「ある意味天才ww柔軟な考え方持ってて」
なかにはイラストから、キチンとパンの種類まで推測した妹さんに、称賛の声も。

なお思わぬ解答に面を食らったのか、イラスト部分には、赤丸がついている。先生、どんな気持ちだったのかな......?

◆

(超耳)

 「アンパン」を正解にされてしまったら妹さんの人生が破壊されますよね。
 私個人は責任がないのでどちらでもいいんですけど。身内の人はこれを正解にされてしまったら憤っていいんじゃないでしょうか。
 三角フラスコも試験管もビーカーもペレットも「ガラス」で正解にされたら理科の授業を受けることすら困難な子になってしまいます。被害甚大です。7の段のテストにすべて「7の倍数」と答えてマルにされたら割り算もできない分数もできない(本来はできたはずなのに)不幸の人生です。
 小学生向けのテストってそこが難しいですよね。答える方も、「たぶんこういうことが聞きたいのに、不正確な質問をしているんだろうなー」と忖度する必要があるし。あの段階に戻りたくないなあ。

 きっと件の妹さんも、答え方の適正な加減というものを学ぶ機会になったんじゃないでしょうか。こういう経験って誰しもにあると思うんですよね。

 ちなみに、件の妹さんの陥った罠ですけれど。原因は、推測するとこうです。世の中のあ小学生の3割くらいはこういう子たちですよね。



「パンばさみで(イ)の部分は力点(りきてん)です。(ア)は何ですか」

 ↓

妹「めんどうくさいので問題を読み飛ばそうっと。いつもどおりにね」  
 「■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■(ア)は何ですか」
妹「アンパンかな?」
 
 天才でもないし、柔軟でもありません。愚かで未熟で、学ぶ必要がある段階の、いくらでもいるヒトの幼体です。

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