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2021年11月03日22:06

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ジュリアス・シーザー

10/20(水)PARCO劇場へ行ってきました。

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この日から、遅めの夏休みを取っていたので、数カ月ぶりに会う友人とランチをした後、
渋谷へと向かいました。
平日とはいえ、緊急事態宣言解除されたせいか、渋谷はごったがえしていましたね〜
まぁ、渋谷に限らず、通勤ルートはコロナ禍前に近いくらいに、混んできてますあせあせ(飛び散る汗)

今回は、森新太郎さんが演出のシェイクスピア作品で、出演者すべてが女性。
ある意味、かなりの異色な舞台。
どんな感じになるんだろうと思っていたけれど、想像以上に違和感がなくて、
むしろ、すっと世界に入り込めた気がしました。
男性が演じる以上に、男性っぽい感じがしたのは、いざとなったら、
女性の方が男性以上に、肝が据わっているせいかなぁ。

今回の出演者は、この方々。
吉田 羊 松井玲奈 松本紀保 シルビア・グラブ / 久保田磨希 智順 中別府葵
小山萌子 安澤千草 水野あや 鈴木崇乃 西岡未央 清瀬ひかり 岡崎さつき
原口侑季 高丸えみり 藤野涼子 / 三田和代

終わってから、ロビーにある相関図を見て、
「あ、三田さんが出演していたんだexclamation & question目」と気づいた。

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少し席が後ろだったのと、角度が微妙で顔をはっきりと見る事ができず、
どっかで聞いた声だけど、あの人は誰なんだろうと思ってました。

今回のメインキャストは、ポスターにも登場している4人。

ブルータス:吉田 羊
アントニー:松井玲奈
キャシアス:松本紀保
ジュリアス・シーザー:シルビア・グラブ

以前、「ジュリアス・シーザー」を蜷川さん演出で見たはずだけど、
キャストは、どうだったっけ?と考えていたけど、始まってすぐに思いだした。
松本さんのキャシアスが、よどみなく、ぐいぐい迫ってくる感じのセリフを聞きながら、
「そうだった、吉田剛太郎さんがやっていたわ」と…
キャシアスの言葉は、説得力があって、力技とも思えるような部分があるけれど、
ことブルータスに対しては、ブルータスの心を揺さぶるような言葉選びがされてる気がした。親友だからこそ、どういえばいいか心得ているともいえるが、まさに策略家。

ブルータスは、劇中何度も、「高潔」と言われるだけあって、
そう簡単には、シーザー暗殺を決意するわけではなく、何度も自問自答しながら
まさに苦渋の決断をして、その計画に加わる。
それは、暗殺の瞬間までも、ためらいがあり、後半進むにつれて、気の毒にも思えた。
自分の私利私欲ではなく、ローマの未来を考えての事だったのに…

一方、アントニー役の松井さんは、多分舞台を見たのは、初めてでした。
民衆を前にして、ブルータスの事を「高潔」と言いながらも、
言葉巧みに扇動して、追い込んでいく様子は、背筋がぞっとした。
そして、民衆は、ブルータスの演説に共感したはずなのに、あっさり上書きされてしまった。
いつの世も、後からの方が印象に残りやすいのか、単に影響されやすいだけなのか。

シーザー演じるシルビアさんは、他の舞台で織田信長を演じたように、
威圧感といい、堂々たる雰囲気といい、力が全身にみなぎっている感じ。
唯一、弱点は、奥方と、意外と人の言葉を素直に受け取る性格か。

久保田さんが、時折、コミカルな部分を見せてくれたから、少しだけ息がつけた感じ。
実際、台詞の応酬だから、耳をずっと集中させていて、休憩なしの2時間ちょっとは、
終わってみたら、かなり疲れた。

舞台装置は、左右に大きな窓ガラスが奥へとハの字で配置されて、時おり動き、
演説の時に、少し高さのある台みたいな物と、机が登場するくらいかな?
照明は、どちらかというと、暗めの時が多かった気がする。

権力争いというのは、いつの時代もあるものだし、
いつ敵と味方が変わるかもしれないし、人心は移ろいやすいもので、一筋縄ではいかない。

ブルータスのように、真に人民を思って行動しても、それが人民には伝わらず
敵こそが、一番理解していたのも、皮肉に思える。
ただ、自分の信じる道を貫いたならば、悔いはないものかもしれない。

森さんと吉田さんの対談は読みごたえがあります。
https://lp.p.pia.jp/shared/cnt-s/cnt-s-11-02_2_b9ab933f-8824-410a-a2f2-85a8f4a72ec2.html?detail=true
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