山寺宏一、声優業界の変化「怖い」 60歳で“若手の活躍に嫉妬”する自分に驚き
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山寺宏一と言えば、マルチに活躍する男性声優であり、テレ東の「おはスタ」のMCを務め、昨今の声優としては“当たり前”とされる歌手活動にも関わるなど当代の男性声優としてはトップクラスに知名度の高い人の一人と言う印象があり、今年の6月にはタレントの岡田ロビン翔子(28歳)との3度目の結婚など今も話題の豊富な人ですが、その山寺宏一も今年60歳、「あ、時代変わっちゃった」と声優業界の変化を感じたと言うのがこの記事、「年代に伴う声優という職業への変化は感じられますか。」と言う問いについて、山寺宏一は「今はすごく感じています」と答え、その上で「どこかでおいてけぼりを感じたこともよくありますね。」と続けていて、「声優以外でも来た仕事を何でもやろうと思って今まで頑張ってきた」自身のこれまでには考えられなかった幅の広さを感じたとしていて、それを「SNSやって、イベントで人いっぱい集めたり、コンサートで人集めてすごいな」と感じたとしていますね。個人の発信力がより大きな意味を成す時代となり、それがコロナ禍の中で増大し「SNSをバカにしちゃいけないなと。『山ちゃんもいいけれど、この声優は100万人(フォロワーが)いる。じゃあこっちか』と言われるようになったら怖い」と感じたとしており、60歳を迎え、「もうちょっと絞って、自分のやりたい仕事だけやろうとか、昔は考えていました。だけど、まだ先輩がいっぱいいるんですよ。自分の努力が足りないなと感じる仕事もたくさんあって、まだまだ学ぶことも多い」と若い頃に描いていた60歳の自身のイメージとは違うと感じているようですね。
山寺宏一は、何歳まで続けたいかという問いについて「死ぬまでやりたいですね。体調はつねに管理しないといけないし、いいパフォーマンスをしたいので、あんまりせかせかやるのもよくないから、いいペースでやっていって、少しずつなくなるのはいいかもしれないですね。5年後、10年後はどうなっているかわからないですけど、やれるだけやっていきたいです。」とし、60歳になった今「たまにオレ若造だなって思う時ありますから。精神的にもっと大人になりたかった。なんで若手の活躍に嫉妬するんだって、自分にびっくりですよ」と続けていました。
しかし、年齢を経ると、業界の変化はもとより、その声の質とかメンテナンスとかの在り方も変わって来るでしょうし、永遠にその登場人物の設定が変わらないような長期にわたるシリーズ作品のキャラクターの声を担当するようになれば、何歳になっても少年や少女など若いキャラクターを声で演じなければならず、場合によってはこれまでに経験したことのないような違和感や限界を感じることを余儀なくされることもあり、非常に厳しい一面もあるのが声優の世界だと思います。山寺宏一とそれほど世代の変わらない井上喜久子が「永遠の17歳」を標榜していることは有名ですが、年齢を経ることでの“老化”や“劣化”に立ち向かい、真に「永遠の17歳」となり得るために鍛練や努力を惜しまないと言う決意表明として、そう標榜しているのかもしれませんね。
先日、現在78歳の橋幸夫が「80歳の誕生日である再来年(令和5年、2023年)の5月3日をもって歌手活動を引退する」と発表したことが話題になりましたが、「潮来笠」でデビューしたのが当時17歳だった昭和35年で、20代前半までに「いつでも夢を」「恋のメキシカンロック」「霧氷」など多くのヒット作をリリースし、一時代を作った人でもあり、以来61年にわたりキャリアを重ねて来た橋幸夫にとって、17歳の頃と同じパフォーマンスと言う訳にはいかないのは仕方ないことなのでしょう。
「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」など、長い期間にわたって継続的に放送されているアニメ番組で声優の交代(死亡に限らず、年齢を経ることによる)のニュースを聞くことがしばしばありますが、背景にある事情とか理由とかは橋幸夫も同じなんだろうと思います。
厳しい状況に身を置く仕事でもあるのが声優であり、また歌手でもある。あらゆるシチュエーションに声で対応しなければならず、神経を磨り減らすことで体調の悪化も早くに経験する人も少なくなく、中には還暦に達する前にキャリアを終え、生命を落とす人もいる世界でもあるわけで、60歳にして変わらぬパフォーマンスを見せているとするなら、実に素晴らしいことだと思います。
ま、70代、80代になっても現在と同じ山寺宏一であり続けることができることに期待したい、と言うことですね。
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