昨日は先週に引き続き沢田研二主演映画「太陽を盗んだ男」を観ました。
日本映画専門チャンネルで放送されたものを録画しておいたんですがDVDは持っているんですよね。HD放送だから画質はどうなのかなー、と気になったんですが正直DVDとあまり変わらなかったです。リマスターしたわけではないので仕方がないですね。
沢田研二演ずる平凡な中学教師がプルトニウムを手に入れて原爆を作り、日本政府を脅迫するお話し。犯人と交渉し怒濤の追跡劇を展開するのが菅原文太。ラスト近くの対決で文太兄いの不死身の野獣刑事っぷりが凄すぎ。
国会議事堂や皇居、首都高での無許可ゲリラ撮影に原爆を個人が製造するという内容と、今の日本映画界では作れなさそうな作品です。終盤、沢田研二のサバンナRX-7と菅原文太のコスモAPのカーチェイスは邦画ではかなりなレベルなんですが、監督は当時ハリウッドの映画関係者から「どうしてあんなC級カーアクションをラストにくっつけたんだ」と言われたというのがwikiに書かれていて悲しくなったり。
初めて観たのはTV放送だったと思います。とにかく観る機会がなくて当時の自分には幻の映画でした。この内容が放送できたんだからあの頃のTV界も世の中もおおらかだんだなぁ、としみじみ。
今回久しぶりに視聴しましたが、やっぱり面白いですよ。2時間半近くあるのに全然気になりませんから。
一番好きなシーンはアパートの部屋で原爆を作るところ。プルトニウムを抽出して固めて格納容器を作り……というのを丁寧に描写しています。
原爆が完成した嬉しさに踊り出した主人公が、その後何をしたらいいのか分からなくなる、というのが今観るとすごくリアル感がありますね。作ること自体が目的で、完成した原爆が手に余るという。
気が抜けているような本気のような犯人役の沢田研二と、漢気が滲みまくっている警部役の菅原文太。二人の対決が素敵すぎますよ。
1979年の作品ですから、もう40年以上経ってしまったんですね。でも作品の中のジュリーは若く色気があり、文太兄いは脂が乗った演技を見せてくれます。
映画は過去の時間を閉じ込めたタイムカプセルのようなもの。そこには関わった人々の夢や想いが入っているの……と銀河鉄道999のメーテルが口走りそうなことを書いてみたり。
ソフトはDVDしか出ていないので、リマスターしてBlu-rayを販売してくれないかなー。ファンの多い作品だから売れると思うんですけど。
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