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米海軍横須賀基地(神奈川県)に入港中の英空母クイーン・エリザベスを岸信夫防衛相が6日、視察し、「インド太平洋地域の平和と安定に対する英国の強い意志を感じることができた」と述べた。同空母の日本寄港は初めて。空母打撃群を交えた日米欧の共同訓練も展開しており、日本側は空母派遣を中国の台頭を念頭に置いた連携の象徴と位置付ける。 同空母は米海軍の駆逐艦やオランダ海軍のフリゲート艦など北大西洋条約機構(NATO)加盟国の艦船で打撃群を構成し、5月に英国を出発。英政府は「インド太平洋地域の安定と繁栄に向けて、英国がいかに貢献できるかを示す」としている。ウォレス国防相は7月の来日時にインド太平洋地域に英軍の2隻の哨戒艦を「恒久的に展開」させ、数年後には「沿岸即応部隊」を展開させる方針を明らかにした。 こうした欧州の関与を日本側は歓迎する。岸氏は記者団に、欧州各国が東アジアを始めとするインド太平洋地域での「プレゼンスを強めてきている」と指摘。「多くの国々が関与をすること自体が地域の平和と安定、そして繁栄に寄与するものだ」と語った。 日本は米国と、航行の自由や法の支配などを重視する「自由で開かれたインド太平洋(FOIP)」構想を提唱する。東シナ海や南シナ海での中国の一方的な現状変更の動きを牽制(けんせい)する狙いがある。主要7カ国(G7)の会議などでFOIPの実現を強く訴えてきたが、距離的にも遠い欧州と、中国への警戒感をどう共有するかが課題だった。
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