「貧乏人の家には物が多い」という話を聞いたことがある。
映画の「万引き家族」でも、映画の主人公一家の家は、さして広くも無い古い家に無造作にごちゃごちゃと物があふれていた。
一方で、ばあちゃんが小金を集りに行く元夫の再婚相手の子供の家は裕福そうで、すっきりと片付いていて、あのあたりも描写が上手だなあと思った。
さて、貧乏人の家がなぜ物で溢れるのか?
今、引っ越しのための家の片づけをしていて良くわかる。
大きなものなら家具類から食器や衣類やその他こまごましたもの、本当にガラクタという以外言いようがないものが沢山あって、母が残したものが多いのだが、この家に私たちが住んでから一度も使ってない。多分、母も存在すら忘れていたもの。
そんなものは不用品なのだ、だから、潔く捨てればよかったのものを
「でも、まだ使えそうだから…」とか
「いつか、必要な時が来るかも…」とか未練がましく思ってしまうのだ。
いや、その『いつか』って永遠に来ないから。
それに万が一どうしても必要になったらその時買えばよいだけだ。100円ショップやホームセンターでいくらでも安く買えるシロモンだよって。解ってるんだけど「買う」ってことに不安感がある。
買うのってお金出るから、って。
いや、そこまで困窮すること無いし、もしそうなったら無ければ無いでなんとかなるし、なんとかする。今までだってそうしてきたんだからと思うけど、この不安感が貧乏人故なんだろうなあ。
お金に余裕のある人なら、それこそ家具でも統一感を持たせたいからと古い家具なんていつまでも使わない。
着なくなった服は、さっさと捨てて新しいものを買う。
それが出来ないから、結果として統一感のないガラクタめいたものが家じゅうを占拠する羽目になるんだろう。
もうね、昭和の頃から死蔵されていたような食器なんか、さっさと捨てろ、自分!
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