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2020年12月21日21:59

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「チャラーン、多発性硬化症を患う」から16年だったが、結構功績のある人でもあったと思う。

林家こん平さん死去 77歳 多発性硬化症で闘病
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=6350773
林家こん平、亡くなる、ですか。「越後生まれのこん平」であることを強調、日テレの「笑点」の大喜利では「チャーザー村」と言い、そのネタにもされていた新潟県刈羽郡の千谷沢村(ちやざわむら。旧小国町と旧越路町に分割され編入されたが、現在は双方とも長岡市に編入されている)の出身で、特に声が大きく「1、2、3、チャラ〜ン」の挨拶で親しまれた人でしたが、16年前の平成16年に「声帯の異常」を理由に「笑点」の大喜利に出なくなり、翌平成17年に多発性硬化症に罹患していることを公表してからは、高座に戻るべくリハビリを続け、病と向き合うその闘いの姿は時々テレビなどで紹介されていましたね。
中学校を卒業した昭和33年に林家三平(初代)に入門、昭和37年に二ツ目に昇進。昭和41年の放送開始からの「笑点」の大喜利メンバー(一時降板時期あり)をはじめ多くのテレビ・ラジオに出演、昭和47年に真打に昇進。三波伸介、五代目三遊亭円楽司会時代の「笑点」の大喜利では一番右端でオレンジ色の色紋付を着用して「1、2、3、チャラ〜ン」の挨拶を大声で行い、田舎者の権助役で大食いキャラや食いしん坊ネタで活躍していました。オープニングの挨拶で三遊亭楽太郎(現在の六代目三遊亭円楽)が小難しいインテリ系のスピーチをしたのを受け「私にはそういう難しいことはわからないんですが…」と頭を振ったり、番組が地方収録(2週)を行う際には、1週目に「郷土の皆様、お懐かしゅうございます。○○(収録地名)で生まれて、新潟で育ったこん平が、故郷に戻って参りました」と言い、2週目になると「第二の故郷というのはありがたいもので、先程から友人知人が手に持ちきれないほどのお土産を持って楽屋を訪ねてきてくれております。なお、会場の皆様にお知らせがございます。私の帰りの鞄にはまだ若干の余裕がございます」と挨拶するのが"お決まりのパターン"でした。
大喜利の問題での答えでは、座布団運びの山田隆夫の悪口ネタを言っては山田に突き飛ばされるなどで座布団を全部没収され、チャーザー村ネタや肥溜めネタも得意とする一方で「世界平和」「環境保全」などを高らかに謳うネタなども披露、司会者席から一番遠い場所から大喜利を賑やかにしていた人でしたが、煩くて自己アピールを強調するキャラクターは、私としてはやや苦手でしたね。
笑点の開始当初、東京の落語には「江戸前」と言う概念が強く、東京、特に下町出身者が幅を利かせ、その居住地が愛称となった落語家も多数居ました。例えば八代目桂文楽は「黒門町の師匠」と、また、八代目林家正蔵→林家彦六は「稲荷町の師匠」と呼ばれ、「江戸前」の象徴にもなっていて、そのような時代にあって地方出身の落語家が郷土愛をアピールするのは異例かつ異質とされたほどでした。そうした中、地方出身であることを前面に押し出した林家こん平の姿勢には批判も多かったようですが、その嚆矢となってその後の落語家に影響を与えた一面もあり、笑点の大喜利メンバーでも山梨県大月市出身の三遊亭小遊三や自身の多発性硬化症発病以降にその代理として出演を始めた弟子の林家たい平(埼玉県秩父市出身)などがその郷土をアピールするようになった程で、林家たい平出演以降の「大月秩父対決ネタ」は、まさに林家こん平の存在があってこそのものだと言えますね。
入門間もなくして林家三平の惣領弟子となったこん平でしたが、多くの弟子を集めて一門の統率力を示した一面もあった師匠の三平が54歳の若さで亡くなった後にはその一門を統率する立場になり、林家こぶ平(現在の九代目林家正蔵)など三平のほとんど全ての弟子を預かり、林家たい平や林家いっ平(こぶ平の弟で現在の二代目三平)などの直弟子を含めて数多くの弟子を育て上げ、その系譜を受け継ぐ落語家らをまとめ上げ、「三平一門」の伝統を守った功績もありました。
卓球が得意で、三遊亭小遊三と共に「らくご卓球クラブ」を創設し、「世界ベテラン卓球選手権」への出場経験もあった程で、多発性硬化症罹患後も卓球を続けていたとか。「24時間テレビ」内の「チャリティー笑点」に11年ぶりにメンバーと並んで共演を果たしたことが記憶に新しく、都電荒川線の車両広告にある「都電落語会」の主催に「林家こん平事務所」とあり、その健在ぶりを感じさせる機会になっていましたね(そのプロデュースを次女がやっているらしい)。
晩年は、糖尿病の罹患もあったらしく、死因は「誤嚥性肺炎」とか。享年77。合掌。
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