mixiユーザー(id:26450852)

2020年03月01日11:02

265 view

『神秘の人びと』と『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』

先月2月18日、作家の古井由吉さんが亡くなった、82歳であった。

わたしが古井由吉さんの作品で読んだのは、『神秘の人びと』(岩波書店)だけである。しかし日本の作家が中世神秘思想をテーマにエッセイを書いたことに何かしら驚きをもって、今はなき大阪・梅田にあった旭屋書店大阪本店でその『神秘の人びと』を買って読んだ。

中世のドイツ女性神秘主義者の告白をテーマにしたその本は、とてもユニークでとてもエロチックな印象を持ったことを覚えている。

岩波書店の『神秘の人びと』の内容紹介は次のように書かれている。
�狄脆襪鯀阿砲靴橡造�れた言葉,憧れが編んだ功緻をきわめる物語−西欧中世の女子修道院に残された神秘体験の証言を再話する.エロティックなイメージに満ちて,錯乱に紙一重まで接近する言葉の身振り.エックハルトやゾイゼらの神秘思想もここにはらまれた.ついに音楽たりえない言葉の,「不可能」な場所への跳躍を綴る神秘体験集.��

古井由吉さんが亡くなったという新聞記事を読んだとき、もう一度『神秘の人びと』を読み直したいと思ったが、今回の引越でその『神秘の人びと』をどこかに押し込んでしまって見つからないので、もう一冊アマゾンで購入することにした。わたしにとって古井由吉さんの『神秘の人びと』はそれだけの価値がある書籍なのである。

それともう一冊。薗田坦著『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』(創文社)をジュンク堂書店池袋本店で在庫を見つけたので、大阪本店に取寄せてもらうことにした。この薗田坦著『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』は持っているが、アマゾンで新刊を見ると、1万2千円以上する。本来の定価が5,500円の書籍がアマゾンでそのような値段をつけているということはそれだけ貴重な書籍なのだろう。

その薗田坦著『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』には、第三部 ヤーコプ・ベーメの思想的背景のなかには、�� ベーメとシェリング�瓩箸いο席犬發△蝓▲轡Д螢鵐阿痢愎祐崚�自由の本質』における�猝議讚瓩鮃佑┐討い�うえでも、ベーメとシェリングの思想的関係は重要なのである。そのような意味からもう一冊薗田坦著『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』を買っておくことにした。

発行元の創文社が今年の夏で会社解散をする関係で、創文社刊行の書籍を注文する場合、�狒斡睚Гき瓩箸い�仕方で予め定価となる代金を注文と同時に書店に支払うことが必要となる。しかしわたし一人でジュンク堂書店大阪本店には行けないので、池袋本店に在庫していた薗田坦著『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』を取寄せてもらうことにしたのである。

『神秘の人びと』と『無底と意志−形而上学 ヤーコプ・ベーメ研究』は、どちらも中世神秘主義に関係する内容の書籍であり、その意味でわたしの哲学の勉強には貴重な参考文献である。どちらともすでに持っている書籍ではあるが、もう一冊ずつ買っておいてもいい書籍だと思っている。

3 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する