10/16(水) 新国立劇場 中ホールへ行ってきました。
この日は、1階8列で、段差もあったから、見やすかった。
出演者は、この方々。
藤原竜也 鈴木亮平 奥貫 薫 木場勝己
岩瀬 亮 蒲野紳之助 辰巳智秋 林 大貴 宮崎敏行
青山美郷 伊東沙保 太田緑ロランス 田原靖子 傳田うに
ポスターから連想したのは、てっきり笑って、楽しいお話だったけれど、全く違った
団地のガキ大将と、その仲間たちが大前提だけど、
その中に、いとこ同士がいて、その母親は双子だけど、あまり仲がよくないという設定。
その母親を奥貫さんが一人二役で演じて、いとこ同士が藤原さんと鈴木さんが演じてた。
その2人を中心にして、子供の世界と、子供を取り巻く大人たちの世界が、
複雑に絡まっていて、色々と考えさせられた。、
でも、子供の世界にも、各自色々な事情があって、それは大人の世界でもある事で、
小さい時は、近所の友達が多いから、良くも悪くも濃密で、もっと残酷かもしれない。
子供だから、簡単に引っ越しできるわけでもないし…
大人が小学生を演じるっていうのは、三谷さんの作品でもあったけれど、
大半が屋外での場面だったから、もっと活動的な感じ。
そして、本当にクスっと笑ってしまったり、大笑いする場面もあったし、
しんみりしたり、ちょっと見ていられないような気の毒な部分もあったり…
一見、ガキ大将そのものの藤原さんが、実は母親から、プレッシャーをかけられていて、
とても弱い立場で、お金は与えてもらってるけれど、愛情をあまりかけてもらえない。
一方、鈴木さんは愛情はかけてもらってるけれど、偶然目にした光景のせいで、
どんどん暗く沼のような闇に落ちていきそうになっていて…
単なるイヤなヤツだと思っていた藤原さんが、実は誰よりも鈴木さんの事を理解していて、
闇から引きあげた恩人だったし、藤原さんにとっては、かけがえのない友達だった鈴木さん。
いつもは、どこかひねくれた役を演じる藤原さんと、明るくていい人を演じる鈴木さんが、
ある意味、イメージを真逆の役柄を演じていたから、新鮮だった
誰もが、心の奥に大切にしまってある、あるいは隠してる事があるかもしれない。
もし、それを絶対裏切らない誰かと共有できたなら、幸せな思いでかもしれないし、
何かの時の、自分への警告のような歯止めになるのだと思う。
藤原さんも、鈴木さんも、他の子供役の方々も、全身を使って、動いていて、子供そのもの。
見ていて、微笑ましかった。さぞかし疲れただろうなぁ。
奥貫さんは、どこか冷めて暗くて、人生に疲れた雰囲気も出ていたなぁ。
ヒステリックな感じが、実にリアルで、哀れさもあった。
木場さんは、面倒見のいい優しい大人の面と、
時には爆発するマグマのようなものが隠れてるという両面が、さすがの演じ分けだった。
色々なピースを上手く回収して、まとめたなぁ〜としみじみ思うお話でした。
公式HPは、こちら…
https://horipro-stage.jp/stage/uzugamori2019/#stage
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