砂場の思い出
( 2号がちっちゃいときのお話です )
2号がちっちゃいとき
家の裏庭に砂場がありました
おじいさんがスレート屋根の職人だったので
大工仲間のおじさんから砂を仕入れて
2メートル四方ほどの木枠に砂をしいて
作ってくれたものでした
砂遊びはとっても楽しくて
運んできた水で砂を湿らせ
大きな山を作って
トンネルを掘るのに夢中になりました
トンネルが開通すると今度はそこに水を流して
川や池を作って遊びました
いつしかそこに
家にあったおもちゃを持ち込むようになりました
弟たちは砂の道にミニカーを走らせて遊び
ある日2号は 当時お気に入りだった
ゼンマイでよちよち歩く
黄色いヒヨコのおもちゃを砂場に連れて行きました
弟たちが出来上がった砂の道に
ミニカーを走らせるのを見るうちに
2号も 自分のヒヨコちゃんを歩かせてみたくなり
そっと 砂場の道にヒヨコちゃんを立たせてみたのです
するとどうでしょう
ヒヨコちゃんはトンネルの穴を
ちょうど くぐれる大きさではありませんか
どうしても くぐらせてみたくなって
トンネルの中ほどまで
ヒヨコちゃんを進ませ手を離した瞬間
砂の山はもろくも崩れてしまったのです
うわーーーー
ひよっ ひよっ ヒヨコがーᵎᵎᵎ��(°口°๑❢❢
もちろん慌てて掘り起こしましたが
掘っても 掘っても
ヒヨコちゃんは出てこないのです
泣きながら一生懸命探しましたが出てきません
ついに 砂場中の砂をふるいにかけましたが
ヒヨコちゃんは 見つかりませんでした
2メートル四方の砂場に
どんな抜け穴があったというのでしょうか?
まさか 四次元とつながっていた?
まさか ブラックホールとつながっていた?
あれだけ探したのに出てこないのが
いまだに不思議でしょうがありません
今では探しようもなくなってしまいましたが
2号が小さい頃の切ない思い出です
大好きなヒヨコちゃんは
いったいどこに行ってしまったのでしょうか?
ヒヨコちゃーん!カンバーーーーーック
( ´^`° )ぐっすん
2号デシタ
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