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2019年08月04日12:49

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救世主の登場で、驚愕の事実が発覚した !?

いや〜もう、待ってたよ。
待望の救世主が我が家にやって来たぞ。
なんだけれど、本当にこの私を救ってくれるのだろうか? 
安心の Made in Japan! …ではないのもちょいと心配だったりする。
ん〜、どうなんだろ…? 
話は前回の日記の続きになる。
 

フォト

この私が救世主と待ち望んでいたのが、これっ…! 
POSTER という国外 Maker 製の LCR Meter である。
LCR Meter と言うと聞こえは良いのだけれど、これはその機能が簡素なもの。
文字どおりの LCR Meter で…
 L:Coil の Inductance(インダクタンス)値の測定
 C:Condenser(コンデンサ)の静電容量値の測定
 R:直流抵抗値の測定 
…が可能なだけという簡素さ。
合成 Impedance(インピーダンス)の測定も可能だったらば嬉しいのだけれど、どうやらそれは駄目らしい…。
だから、桁違いに安い !? 
でも「安かろう、悪かろう」では困る。
ん〜、どうなんだろ…? 
早速に箱を開けてみようぞ。
 

フォト

おぉ〜! 
左がその本体。
付属の Probe は種類も豊富なのが嬉しいねぇ〜。
かなり危なっかしい日本語で記されている取扱説明書。
そして Soft Case も標準装備。
ん〜〜〜。
イイね、イイねぇ〜。
これ、◯mazon でのお値段がなんと ¥3,299(税込・送料無料)と来た。
あの LCR Meter が ¥3,299 って事は…?
それって、ただ同然じゃん! 
いや〜、やっぱり今の世の中は21世紀だよ。
あの LCR Meter がなんと、このお値段で「私のもの」になってしまった! 
もう、嘘みたい…。
私が若かった頃、20世紀の LCR Meter は大掛かりな装置だったよ。
AC Generator(発振器)と Analyzer(分析機)を Set にして LCR Meter を構築しようものなら、中古品でも「ん十万円」は必要だった。
そんな LCR Meter が、だよ…? 
20世紀の頃の私には想像も出来なかった「Handy Size なのに All in one」で現れちゃったんだぜ !? 
しかも、それがたったの ¥3,299 って〜のが未だに信じられん。
もしかして、騙されているのかしらン…? 
よしっ! 
試してやろうじゃねぇ〜か。
 

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では、例の作業を再開する。
 

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あの「宙ぶらりん…」だった鉄芯 Coil の値を知りたいがために、私は LCR Meter を購入したのだよ。
ん〜。
この謎めいた鉄芯 Coil …。
これの Maker の名称は “TOLTEC” なのであろうか? 
その “61753” や “02R4” の表記も意味不明。
この裏側には “8523” に “MEXICO” とあるのみ…。
こいつの Inductance 値はどんだけ mH なんだ?
よしっ、計測してみようぞ。
 

フォト

んっ…? 
なんですと…? 
2.24mH だとぉ〜? 
 
おかしい…。
JBL “L56” の Crossover 周波数は 2.2kHz と公表されているのは以前の日記にも記したとおり。
Woofer の Impedance は 8Ω と仮定し、6dB/oct での 2.2kHz とあらば、計算上での Coil は 0.58mH である。
なのに 2.24mH って〜のは何かの間違いだろが、おいっ…? 
4倍近くもの差だぞ。
誰がどう見たって、おかしいだろ、これ…?  
あちゃ〜。
ひょっとして、子供騙しでインチキ商売の安物だったのか、この LCR Meter は…? 
 

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ならば、この 1.00mH の Coil も計測してみようぞ。
 

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おぉ !? 
おぉ〜おぉ〜! 
1.004mH でドンピシャの計測結果じゃん! 
 

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ならば、この 0.30mH はどうなんだ? 
 

フォト

おぉ !? 
イイね、イイねぇ〜。
これも 0.302mH でドンピシャの計測結果と来た。
ん…? 
…ってことは、この LCR Meter は正確に機能していて全く問題なし、ということか。
 

フォト

では「宙ぶらりん…」だった鉄芯 Coil を改めて計測してみよう。
 

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ありゃまぁ〜。
ん〜、やっぱり 2.24mH だったの…? 
こんなにも Impedance が大きい Coil だったとは、驚愕の事実! 
ん〜、だから鉄芯 Coil だったのも頷ける。
そう、たった 0.58mH の程度で何故に鉄芯 Coil なのかも激しく疑問だったのだ。
ん〜〜〜。
そうか、そうか、そうだったのか。
あの「宙ぶらりん…」で謎めいた Coil の正体がついに判明し、私のモヤモヤもスッキリ解消! 
イイね、イイねぇ〜。
やっぱり救世主だったよ。
この LCR Meter を買ったのは大正解だったよ。
 

フォト

前述のとおり、計算上では 0.58mH の Coil で Low Pass Filter かと思われていた、それ…。
実際には 2.24mH という想定外な大きさの Coil である事が判った。
 
Woofer の Impedance は 8Ω と仮定し、Coil はその 2.24mH にて 6dB/oct だとすると…? 
計算上での Crossover 周波数はなんと 568Hz という低さである。
JBL が公表している “L56” の Crossover は 2,200Hz なのだから、普通に考えたらば Tweeter とは上手く繋がる筈がない。
計算上では、間違いなく繋がらない。
そう! 
これこそ Audio の怖いところでもあり面白いところだったりする。
Speaker に関しては、そのほとんどが公式計算どおりには行かないのだよ。
JBL の Engineer が幾多の試聴を繰り返しながら導いた結果がこの複雑奇っ怪な Network 回路であり、計算値とは全く異なる「現実の値」のひとつが、この 2.24mH ということ。
計算上では間違いなく繋がらないのに、現実では最良の選択という恐ろしい事実が面白いのである。
 

フォト

あの「宙ぶらりん…」で謎めいた Coil の Impedance が不明のまんまだったらば…? 
この先、何ヶ月であろうと我が家の JBL “L56” は「この状態のまんま」になってしまう恐れもあったぞよ。
桁違いに安い LCR Meter が救世主になってくれたお蔭で、空芯 Coil の品定め作業に移行できたのは本当に嬉しい。
 
さて…? 
各 Coil の正確な Impedance はこれで判ったけれど、真実という奴は、時に辛くて厳しい存在…? 
2.24mH という値の空芯 Coil なんぞ、自作するしかないではないか…。
流石に Coil の自作は面倒臭いを通り越してやる気が湧かない。
なので、これは市販品の 2.20mH で代用する! …しかない。
その誤差は 1.8% だから許容の範囲に収まるであろう。
しかし、困ったのが 0.30mH の Coil だ。
市販品では 0.27mH か 0.33mH のどちらかになってしまうのである。
その誤差は ±10% なのだから楽観視はできない。
0.30mH の市販品も有るには有るけれど「良質で、使い勝手も良くて…」を条件にしてしまうとその選択肢は無いに等しい。
ん〜〜〜。
現実は厳しい。
安全策(Tweeter を壊さない)の方向で選択肢も豊富な 0.27mH を選ぶのか? 
Original に拘ったらば苦難・困難が待っているであろうの 0.30mH を選ぶのか? 
その難しい選択を「楽しんでいる」最中である。
納得するまで徹底的に調べ、納得するまで考えに考える。
妥協はしない。
つまらない妥協は必ず後悔を招く。
そう! 
目指すは「この世で最高ぉ〜っ!」の JBL “L56” なのだから、妥協したらば「最高ぉ〜っ!」にならんしょ…? 
JBL の “L56” って、こんなに凄かったの !? 
…と、みんなが驚く小さな Vintage JBL の完成を夢見て、今日もあれこれを頑張る私なのであった。
 
よしっ! 
これからも大いに働き、大いに遊ぼうぞ!
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