日本の郊外にある小さな村に、MBAをもつコンサルタントが訪れた。
ある男が公園のベンチでパンを食べているのをコンサルタントは見かけた。
コンサルタントは聞いた。
「こんな時間から公園で食事なんて、素敵ですね、どういうご職業ですか?」
「なーに、派遣でパン工場で働いているんだ。パン工場は朝が忙しいからね、この時間には仕事も終わって、余ったパンをもらってベンチで優雅に楽しめるってわけさ。」
「いいパンですね。どのくらいの時間働いているんですか?」
「そうだな、数時間ってとこだな。」
「今日はこのあとはどんなご予定ですか?」
「妻とのんびりするよ。一緒に家庭菜園を楽しみ、午後にはギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れには日本酒を傾けながら妻と会話を楽しみ、それで、寝ちまうよ。」
それを聞いてコンサルタントはさらに質問をした。
「なぜもう少し頑張って仕事をしないのですか?」
派遣労働者は聞き返した。
「どうして?」と。
「もっと仕事をすれば、もっと金がもらえる。それを元手に商売をすれば、もっと多くの金が手に入り、そしたら人を雇って、もっと大きな利益がでる。」
「それで?」と派遣労働者は聴く。
コンサルタントは答える。
「その次は大都市に直接進出しよう。さらに大きな利益がうまれる。そうしたら、この小さな国から出て、世界に行く。そうやって企業組織を運営すればいいんだよ。」
「そのあとはどうするんだ?」派遣労働者はさらに聞いた。
コンサルタントは満面の笑みでこう答えた。
「そこからが最高だ。企業をIPOさせて巨万の富を手に入れるんだ。」
「巨万の富か。それで、そのあとはどうするんだい?」と派遣労働者は最後に質問した。
「そしたら悠々とリタイヤさ。小さな海辺の町に引っ越し、優雅な公園でのんびりと食事を楽しみ、ギターを弾きながら子供と戯れ、夕暮れには日本酒を傾けながら妻と会話を楽しむ。のんびりした生活を送れるのさ。」
派遣労働者はため息をつき、やれやれ、という顔で一言を付け加えた。
「・・・・そんな生活なら、もう手に入れているじゃないか。」
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資本主義を揶揄する底辺労働者は、今さぞや幸せな生活を送っているんでしょうね。
そして実際に、そうだと思いますよ。
本人が気づいているかどうかは別として。
これはアイロニーですよ。
引用
http://copywriterseyes.hatenablog.jp/entry/2014/05/03/010343
■ブラック企業から転職を決意した瞬間「残業規制で朝3時出勤」「プレッシャーで十二指腸潰瘍に」
(キャリコネ - 07月15日 10:10)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=5706669
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