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2019年05月25日00:24

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ゴールド・スミスの物語


MMT(現代貨幣理論)の話を続けます。
最近、野党の政治家(大物含む)
などにもMMTを説明し、
財政拡大を訴えているわけですが、

多くの政治家が、
「銀行預金は、銀行が貸し出すさいに
「書くこと」ことで発行されているおカネ」
という事実を理解できずに、苦しみます。

ここに一つ、越えなければならない
ハードルがあるのです。

もっとも、過去の経験上、
ハードルを超えさせる方法は
分かっています。

銀行の始まり、すなわち
ゴールド・スミス(金匠)から
話を始めることです。



【ゴールド・スミスの物語】
http://mtdata.jp/data_64.html#goldsmith
(1) ゴールド・スミスが商人たちから金貨を預かり、
金匠手形(預かり証)を渡すサービスを始めた

(2) 商人たちが一斉に金貨の返還を求めることは
あり得ないことに気が付いたゴールド・スミスは、
預かった金貨を貸し出すサービスを開始

(3) ゴールド・スミスが発行した金匠手形が、
いつの間にか決済手段として流通していた
(商人たちが、支払いの際にいちいち
ゴールド・スミスを訪ね、金貨を
返還してもらうのが面倒なため)

(4) ある日、ゴールド・スミスの内の誰かが気が付いた。
「別に、金貨を貸し出す必要はないのでは? 
初めから、金匠手形を貸せばいいじゃないか。
どうせ、自分が発行した金匠手形が流通しているんだし」

というわけで、人類の金融史上
「超弩級のイノベーション」が
アイデア一つで起きたのです。

誰かがおカネを借りに来た際に、
借用証書と引き換えに、
おカネを「書くこと」で発行する。
現代の「銀行」が誕生しました。

二十一世紀に至っても、
銀行は借用証書、現金紙幣(日銀の借用証書)、
小切手・約束手形(振出人の借用証書)
と引き換えに、銀行預金というおカネを
「書くこと」で発行しています。

ゴールド・スミスと現代の銀行の
「おカネ発行」のオペレーションは、
全く同じなのです。

上記は、説明すると、
「そ、そうだったのか!」
と、ある種の感動を覚えるというか、
他人に説明できると「自慢できる」物語です。

このゴールド・スミスの話から
「おカネ」や「財政」「国債」について
説明していくのです。

ちなみに、日本銀行の量的緩和政策は、
「国債という借用証書と引き換えに、
日銀当座預金というおカネを
「書くこと」で発行している」
ため、やはりゴールド・スミスの
延長線上にあります。

おカネとは、債務と債権の
「関係」が成立した時点で発行される
データ、情報であること。

この真実を早急に日本国民は
理解する必要があります。

経世史論では、6月15日まで
「MMTポリティクス 第一回」を
ご視聴頂けます。もちろん、
上記の「ゴールド・スミスの物語」から
話が始まります。
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