mixiユーザー(id:16973444)

2019年03月01日15:42

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「氷の女王」

ここは氷の城。

冷酷さと残忍さ、そして透き通るような透明な肌を持つ、氷の女王の居城である。

ある日、一人の老人が城を訪ねてきた。

女王のために貢物を持参したという。


しゃがれ声の老人は一本のビンを取り出すと、女王にさしだした。

「良い水が手に入りましたので、女王様に召し上がっていただこうと持参いたしました」


女王は一瞥すると、こう言った。

「毒でも入っているのだろう。そうでないというのなら自分で飲んで見せてみろ」


「へ、へぃ」

老人はビンを開け、一杯二杯と飲んで見せた。


「ふむ、毒は無いようだな」

女王は水を受け取り、老人はふらふらと帰って行った。



その夜。

女王は老人の持ってきた水を飲むことにした。

グラスに注ぎ、一口飲む。

ゴクリ、、、




「う、、、うがぁ、、、これは、、、ノドが、、、」

「おのれ、、、謀ったな、、、」

氷の女王は、ノドを押さえながらその場に倒れると、溶けて消えてしまった。



その頃、家に帰った老人は一人飲んでいた。

ゴクリ、ゴクリ


「あぁ、うまい酒だ」

「ノドが焼けるような辛さが最高だな」
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