■高安「紙一重ですね」 貴景勝に粘り勝ち、2敗で並ぶ
(朝日新聞デジタル - 11月24日 20:13)
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大相撲十一月場所十四日目、一敗で賜杯レースを主導していた小結貴景勝と二敗で追走していた大関高安の直接対戦は、高安が引き落としで制して両者二敗に並び、賜杯の行方は千秋楽に持ち越しと言う展開となりました。
今場所最大の山場となった貴景勝と高安の一番ですが、立ち合い貴景勝が激しく前に出て一方的に押し込みながら、右足が俵にかかった高安が右に開き、貴景勝はバランスを崩してばったり。大関の逆転の引き落としで勝負あり。高安としては今日の優勝決定を阻止し、上位陣の中で「唯一の優勝経験なし」からの脱却に向けての大きな一勝となった恰好となりました。
一方、貴景勝としてはここまで続けて来た「集中力の土俵」が今日の一番では影を潜めた感じがあり、やはりどこかちぐはぐな動きだった印象が残りました。立ち合い、高安のかち上げに怯まず低く当たり、一気の突き押しで土俵際まで追い込み、圧力負けした高安が横向きになって勝負あったかと思いきや、貴景勝の上半身が突っ込む形となって高安が右に向き直る動きについていけず、土俵上に両膝と両手をついて、まさかの逆転での引き落としで勝負あり。支度部屋では「悲観する相撲内容ではない。そう簡単にうまくいくとは思ってなかった」と語ったようですが、今日勝てば優勝決定と言う局面で言わばプレッシャーに押し潰され、今日の賜杯ゲットはお預けとなりました。
三敗の隠岐の海が琴奨菊の寄り切りに屈して優勝の可能性が消えた後、千秋楽の取組が発表されましたが、貴景勝が昨日まで7勝6敗の錦木と、高安は昨日まで6勝7敗の関脇御嶽海と対戦することが決まり、展開如何では両者共7勝7敗の相手と対戦する可能性がありました。錦木は宝富士を寄り切りに仕留めて勝ち越しとし、御嶽海は大関栃ノ心にあっさり寄り切りで敗れて6勝8敗となり負け越しとなりましたが、勝ち越した勢いで錦木が貴景勝を脅かすことができるのか、御嶽海が開き直って大関に一泡吹かせるのか、それぞれの相手が大きな鍵を握る千秋楽になりそうな気がします。高安は過去御嶽海に10勝4敗、貴景勝は錦木に1勝1敗ですが、過去の戦績があまり参考になるとも思えず、果たして賜杯の行方はどうなりますやら……。
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