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2018年11月14日22:56

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移民政策のトリレンマ

改めて、移民政策のトリレンマとは、
「移民受入」「安全な国家」「国民の自由」は、
同時に二つまでしか成立させることが
できないという法則になります。

三つを同時に実現することは
絶対にできません。


●自由な移民国家は、安全な国家を失う。
●安全な移民国家では、国民の自由が制限される。
●安全で自由な国家を維持したいならば、移民を受け入れてはならない。

移民政策のトリレンマの法則からは、
誰も逃れることができません。


国民が安全に暮らし、
かつ移民を受け入れるのであれば、
シンガポール(あるいはUAE)方式
にするしかありません。

国民(及び移民)の
自由を大幅に制限するのです。


国民の自由は維持したい。

それでも、どうしても
移民を受け入れたいならば、
せめて「アメリカ方式」
にする必要があります。


アメリカの場合、
国籍を取得したい移民は、
アメリカ合衆国憲法への
「忠誠の誓い」を果たさなければ
なりません。

あるいは、法律が定めた場合に
「兵役」に従事することも
求められます。


さらには、「言語」についても
アメリカ英語が強制されました
(現在は、かなり緩んでしまいましたが)。

アメリカは、膨大な外国人が
移民として流入するがゆえに、
国籍取得に際し
「アメリカ国家への忠誠」を求め、
ナショナリズムの醸成を図ったのです。


つまりは、移民に対し
「日本国への忠誠」を求め、
日本語の使用を強制し、
様々な教育や制度により
「日本人」になってもらわなければ
ならないのです。


移民はロボットでもモノでもなく、
それぞれが固有の
アイデンティティを持つ
「人間」です。

他の国の人間を、強制的に
「日本人」にするというのは、
これは実に傲慢な話ではあります。


日本人が中国に移住し
「中国人になれ」といわれ、
なれますか?

という話です。


とはいえ、それ以外に
「自由な移民国家」を健全に
維持する方法はありません。

残念なことに、「安全な国家」は
完全には実現できませんが、
何もしないよりはマシです。

日系人主体のアメリカ軍
「第442連隊」が尊敬されるのは、
日本の血を引きながら、
立派に「アメリカ軍人」として
戦ったからなのでございます。


祖国のアイデンティティを残したまま、
中途半端に受け入れると、
まさに現在の欧州の惨状に至ります。

特に、移民一世はともかく、
二世以降は自らが暮す国の
言葉も話せず、
コミュニティから疎外されます。

言葉が話せなければ、
まともな教育も受けられず、
特に高等教育へのチャネルを封じられ、
まともな職にも就けません。


結果的に、疎外感を抱いた
移民の子孫たちが
ホーム・グロウン・テロリストになり、
あるいは犯罪に手を染め、
「安全は国家」を破壊していく
のでございます。

『安倍首相「共生実現へ環境整備」
 =外国人材の受け入れ拡大−衆院予算委
 https://www.jiji.com/jc/article?k=2018110100828&g=pol

 安倍晋三首相は1日午後の
 衆院予算委員会で、
 外国人労働者の受け入れ拡大に
 向けた出入国管理法改正案に関し、

 「外国人に対して自国の価値観を
  強制するようなことが
  あってはならない。

  お互いが尊重し合えるような
  共生社会の実現に向け、
  環境整備を進めていく」

 と述べた。

 立憲民主党の長妻昭氏の質問に答えた。

 長妻氏が「移民政策とどう違うのか」
 とただしたのに対し、首相は

 「移民政策を採ることは考えていない。
  混同しないでもらいたい」

 と重ねて強調した。』



長妻氏も誰も「混同」などしていません。

安倍政権の出入国法管理法改正案は、
明確な移民政策です。

加えて、安倍総理は、

「外国人に対して自国の価値観を
 強制するようなことがあってはならない」

と、発言しました。


この時点で、総理が
「現実の世界の移民問題」について、
全く理解していないことが分かります。


移民に
「自国の(言語を含む)価値観を
 強制すること」は、
移民受入を「穏やかに」進める
唯一の手段(それでも不完全ですが)
なのです。

言語や価値観を強制し、
移民を強引に自国コミュニティに
取り込む以外に、
「欧州への道」を避ける
方法はありません。


無論、わたくしにしても
日本人としてのアイデンティティの
放棄を迫られ、特定の外国の
価値観や言語を強制されるなど、
ごめん被ります。

「アメリカ方式」で、移民に
星条旗への忠誠やアメリカ言語使用を
強制することは、
苦肉の策であり、
ベスト・ソリューションでは
ないでしょう。


ベスト・ソリューションを
求めるならば、移民を入れないことです。


それでも入れるというならば、
次善の策として日本の価値観、
言語、文化、マナー、常識、
ライフスタイル、伝統、
そして皇室への尊崇の念を
「強制」しなければなりません。


安倍総理の答弁からは、
総理が移民政策について無知なまま、
移民受入を進めていっている
ことが分かります。


移民受入は、国家を壊し、
人間をも壊すにも関わらず、
無知なまま政策を進めている。

これは、大変な事態です。

国民が自由で、安全な国家を
実現したいならば、
移民を受け入れてはならないのです。

移民政策のトリレンマからは、
誰も逃れることができません。
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