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2018年06月06日17:26

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表現の自由という名の表現の無法、またはオタクはいい加減大人になれ!


以前の日記にも書いた「幸色のワンルーム」という作品が実写ドラマ化という、とんでもない話があります。
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1965789048&owner_id=1806035 なんでとんでもないかということは、。過去日記にも書いたし、
私だけじゃなく、ネットで延々この原作マンガ批判されていたのに、呆れるしかない話です。
当然、良心的な人はいて、ある朝日の記者さんがこんな書き込みをしました。



三浦英之‏認証済みアカウント @miura_hideyuki



この記事を読んで驚愕した。
新潟や岡山で女児惨殺事件が次々と報じられる中、「女児誘拐」を肯定するかのようなドラマを本当に放映するのか。あり得ない。遺族の痛みは? 模倣犯のリスクは? テレビ局は決定責任者を明示し、公共電波を使って放送する意義をまず説明すべきだ

 当然ながら、「表現の自由戦士」どもがわらわら沸きます。
 つついて記者さんは

「僕が間違ってるのかな? 表現の自由は絶対に守られるべきだ。でもそこには責任が伴う。2人の娘を持つ父親として、この記事に記されているドラマの内容とその無批判性は危険すぎる。どんな「誘拐」も絶対に肯定されない。それこそが今メディアが絶対的に発しなければならないメッセージなのに」
とツイート。

 いやいや、全然間違ってない!
むしろ、あなたは、マスコミとして、発信者としての責任と矜持というものをきちんと持った人だ。

 この作品の問題点について、私なんかよりずっとまとまって上手に書かれているブログがあるので紹介します。


「幸色のワンルーム」は許されるのか〜誰が彼女を監禁しているのか?
http://rainbowflag.hatenablog.com/entry/2018/06/03/204703

 もう、これ読めば、なんでこの作品がだめなのか、丸解りだと思うんですが、解らないおばかは多いです。
 ただ、そういうおばかな「表現の自由戦士」はたくさんいます。

 で、その表現の自由戦士の一人が、なんと、こんなおばか発言しておりました。

日下三蔵 @sanzokusaka
https://twitter.com/sanzokusaka/status/1003670005181923328
ある人の言動が不快だったり許せなかった場合、注意して改善を要求する、告訴する、付き合いを止めるなど様々な方法があり、どれを選ぶのも自由です。
しかし、気に入らない相手を殺す自由はない。同様に、作品を発表するな、世に出すな、と抗議する自由もないのです。これが「表現の自由」です。

…もう、アホかと。
オイラちょっとツイッターで会話しまして、その一環ででた発言なんですが。
 実は、この人、SFミステリーの評論家で、マニアの間ではちょっと知られた人なんですよ。
 それが、これかよと(-_-;)
 興味と暇がある人は、この日下先生の発言ググると解りますが、最初は
「実際の事件をモデルにするのがセカンドレイプなら「八つ墓村」も「白昼の死角」もセカンドレイプっていうのかなあ」
とか、過去の名作と並べていたくせに、いやいや、問題は実際の事件がネットでセカンドレイプされたことでしょと注が入れば
「あれ(幸色)は薄っぺらい不出来な作品」
っていきなり掌返しするわ。ネットでの騒動の背景はしらないわ。
 評論家ってさ、こんなレベルでいいのか?


そもそも、表現の自由の本質は、国家やそれに類する権力が個人の知る権利を侵害して都合のよい情報統制をしたり、体制に反対批判する声を弾圧したりすることのないように、ということじゃないか。つまり「人権」の問題なんだよね。
そもそも、「表現の自由」がなぜあるのか?どうして大切なのか?を考えれば、国家や権力に抑圧される人々が声をあげる権利を守るためです。
悪口言ったり、人前でエロ本を拡げるような欲望の垂れ流しをするために言論や表現の自由があるんじゃないっすよ。
影響力というものを考えればマスコミ報道というのは、公権力並みの力を持ちます、戦争中の大本営発表を思い起こせば解るでしょう。
だからこそ、発信者側はその影響に対して自覚と自省を持たねばならないし、それを受ける大衆側には抗議する権利はあって当然。
この評論家先生にしても、作品を世に問う影響とその責任感についてずばり「社会的視点」欠如してんだな。で、これは、実は昔からオタク・マニアの世界ではありがちではある。
この「人権が守られる」という意識は、自由戦士にはピンと来てないんだと思います。これは、裁判になるような大ごとでなくても、例えばオフィスにヌードカレンダーを置くこと、まで含まれる人権です。
80年代くらいまでは、保険屋のおばちゃんが女性にはかわいい動物の、男性には外人女性のヌード(多分、アメリカのプレイメイトあたりか?)の卓上カレンダーを持ってきてオフィスに飾るのは当たり前でしたが、今、それは環境型セクハラですから、そんなことする保険会社はありません。
多分、今の時代だったら、ネット住民が理屈にならないクソ理屈をつけて、ヌードカレンダー擁護をするだろうなあと思いますが。オフィスのヌードカレンダが廃止されたのは「表現の自由」より「人権」が優先した結果です、理解できない人もそういう事実があったとだけ認識してくだい。
このオフィスのヌードカレンダは、オフィスというある意味不当的多数の人間がいる場で、それを見た人、特に女性がどう感じるか?ということなんですよ。「幸色のワンルーム」の問題性か理解できない人たちは、この「他者視点」が欠落している、そうとしか思えない、その理由を考えてみると
同じような嗜好の中で過ごしていることで、感覚が麻痺ってるのかなあと思います。(広い意味での)オタクマニア内部だけで通じる意識が一般社会ではどう見られるのか?その視点が欠如するから。

で、この「社会的視点の欠落」というは通じるなと思ったのは、今、ちょっと話題になっているの某ヘイトラノベのアニメ化問題です。

https://togetter.com/li/1232571TVアニメ化される『二度目の人生を異世界で』の作者がtwitterで中韓に対するヘイトスピーチ

私はこのラノベは読んでおりませんが、90過ぎて天寿を全うした男が、18歳の姿で異世界に転生するという、ま、ありがちな異世界ファンタジーで、
またありがちに、その異世界は萌え美少女だらけ、って内容らしいですが。

問題なのは、主人公が生前、軍属で3000人を日本刀で斬り殺してるというエピソードが、英雄譚として描かれているということでしょう。
しかも、それ書いてる作者がヘイト三昧って…

原作者がヘイト発言で炎上 10月放送予定のアニメ、声優が相次ぎ降板 #ldnews http://news.livedoor.com/article/detail/14823149/ …

当然、こういう現象が起こってます。
拍手喝采したいですね、個人的には。


これって「どーせ深夜アニメなんてオタクしか見ないし、そういう連中は萌え美少女がワラワラ出てきてそれにハアハアしてるんだからいいだろ」的意識しかない(としか思えない)んでしょう。けれど、今アニメはワールドワイドな商売です。韓国にも中国にも日本アニメ好きなオタは沢山いる。
声優さんたちが続々降板しているようですが、当然です。声優さんだってもはや日本国内だけで商売してるわけではない。特に衰退する日本より上り調子の中国のほうがずっと美味しい市場だろうから。そんな時にヘイトアニメにでてたら単に仕事だから受けました、では済まないです。それが社会的影響です。
アニメに政治を持ち込むな〜という反論はあるかもしれません。けれど「政治」というのは、本人が無関心でも、この社会で生きている限り、自分に関わらないでは済まないものなんです。山に篭って一人だけで自分の好きな創作をしているわけではないんです。ましてや、金が発生するプロなら余計に。
そして、社会的視点のない創作市場の未来は衰退しかありません。それこそ、ヒキコモリが自分だけの好きな創作をしているなら、その市場はせいぜい数百人規模の趣味の集会でしかありませんから。まあ、好事家が集まるなら良いですが、産業職業として創作をするなら、表現の自由よりそっちが大事よ。

にしても…私がオタク全開だった80年代の若い頃「オタクを更生させるのは社会の荒波だ」と自虐的に言われたけど、その後、オタクは社会に寄生して食う道を見出したが、21世紀にこんな形で社会の荒波がくるとは皮肉な話だなあ(しみじみ)

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