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2018年02月15日13:02

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金子晴勇さんの『ルターの人間学』のことから

先ほど、ジュンク堂書店大阪本店から連絡があり、金子晴勇著『ルターの人間学』(創文社)がまだ手に入るという連絡を受けたので、購入することにした。

わたしが金子晴勇さんの『ルターの人間学』という書籍に出会ったのは、大谷大学の学生時代のことで、わたしの指導教官だった訓覇曄雄先生の研究室にお邪魔した時であった。金子晴勇さんの『ルターの人間学』は、訓覇先生の研究室の本棚に並んであった。

たしか、誰かが卒業論文のテーマにルターを選んでいたこともあって、先生もこの金子晴勇さんの『ルターの人間学』を読んでおられたのだろうと思っていた。そして金子晴勇さんの『ルターの人間学』について訓覇先生にお聞きすると、
「とてもいい本だ」
と言っておられたので、早速買おうとしたが、すでに絶版になっていた。そして何軒かの古本屋を回ってみたが、見つけることはできなかった。

その後、「復刊ドットコム」という数社の出版社による復刊イベントで、この『ルターの人間学』を購入することができたが、今回の引越の際、もう読むこともないだろうと思い、手放してしまったが、武藤一雄先生の論文を読んでいると、金子晴勇さんの『ルターの人間学』が数か所引用されていて、やはり手放すのではなかったと、また読みたくなったのである。

武藤一雄先生は、ルターの「神れた神」という思想から、ルターの神学的思索のなかに�狄脆觴腟租�思考�瓩鮓�出しておられる。わたしは、ルターといえば、「宗教改革」しか思いつかなかったが、ルターのなかにも神秘主義的傾向があるということは、神秘主義はキリスト教神学や西洋哲学の根底を流れていたのかもしれない。金子晴勇さんは�猯鄒��瓩箸いΔ海箸鬟�ーワードとしてキリスト教神学や西洋哲学を読み直していこうとされているが、『ルターの人間学』においてルターと神秘主義についてどのように論じられているのかということを読んでみるのも楽しみの一つである。

創文社は、2020年を以って会社を解散するということになっている。そもそも創文社も恩師・原野栄二先生が編集長を務めておられた戦前の弘文堂(本社は京都にあった)が解散するときに、退職金の代わりに受け取った出版権をもとに1951年に創立された出版社であった。

創文社は今、「ハイデッガー全集」やトマス・アクィナスの「神学大全」を刊行中であるが、2020年以降はどうなるのかと、創文社の会社解散という知らせを受けたときは、そんなことを考えたこともあった。少なくとも創文社刊行の書籍は2020年以降は買えなくなる。そんなことを考えたならば、創文社の書籍は貴重になってくるのかもしれないと考えるのである。

わたしは、金子晴勇さんにお会いしたことはない。しかしいろんな論文などを読んでその学識の高さを確信するのである。訓覇先生をして�爐箸討發いに椶性瓩噺世錣靴瓩燭世韻里海箸呂△襪隼廚辰討い襦�だからこそ、もう一度『ルターの人間学』は手に入れておきたいと思ったのである。
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