東洋大が首位を1度も譲らず往路優勝/箱根駅伝
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正月の2日・3日恒例、今年で第94回となる東京箱根間往復大学駅伝競走、通称「箱根駅伝」の往路が行われ、1区から終始先頭をキープしてきた東洋大学が5時間28分29秒の往路新記録で優勝、36秒差で昨年まで総合3連覇の青山学院大学が2位につけ、さらに3位に5区の安井雄一が区間2位の1時間12分4秒の走りで追い上げた早稲田大学が1分56秒差、以下、4位に拓殖大学(4分36秒差)、5位に5区の青木涼真が1時間11分44秒の区間新を叩き出した法政大学(4分37秒差)と言う展開となり、出雲の覇者東海大学が9位(5分40秒差)、全日本大学対抗駅伝を制した神奈川大学は4区から3位で襷を受け取りながら5区の荻野太成が区間最下位(1時間21分12秒)のブレーキで15位(9分35秒差)に沈む結果となりました。
レースは東洋大学の1区西山和弥(1年生)が六郷橋の手前あたりから仕掛けて前に出て鶴見の中継所でトップで襷を渡して以降、2年生の相沢晃が歴代7位となる1時間7分18秒で首位をキープ、3区で3年生の山本修二が猛追する青山学院大学のエース田村和希(4年生)を振り切って1時間2分17秒(区間賞)の走りで首位を譲らず、4区吉川洋次(1年生)が1時間2分22秒(区間2位)の冷静な走りで小田原中継所に入り、5区の田中龍誠(1年生)が2位で追走する青山学院大学の竹石尚人(2年生)に2分3秒あった差を36秒差まで詰められながら、落ち着いた走り(区間9位の1時間14分16秒)で逃げ切っての往路優勝。一方、四連覇がかかる青山学院大学は2区から3区への戸塚中継所で3年生の森田歩希が1時間7分15秒の区間賞の走りで22秒差の2位につけてから東洋大学をぴったり追いすがって芦ノ湖まで2位をキープし続ける展開となりましたが、5区の竹石尚人が函嶺洞門で1分50秒、大平台で1分21秒、小涌園で1分2秒、芦の湯で43秒と差を詰める走りを見せながら、16.7km地点で右足ふくらはぎ付近に違和感をおぼえて立ち止まり、さらに19.3km地点でもう一度足が止まるアクシデントに見舞われ、あと一歩、逆転の往路優勝に届かなかった往路となりました。
しかし、2区で17位で襷を受け取った山梨学院大のドミニク・ニャイロが1時間7分15秒の区間賞タイで13人抜きを達成、4区では神奈川大学の大塚倭が1時間2分21秒の区間新記録をマークして3位で襷を繋いだものの、後を走る選手の不振に泣かされた恰好になり、下馬評の高かった順天堂大学2区の塩尻和也が区間10位となるなど、各区間でハーフマラソン級の距離を走る「戦国駅伝」の魔力に翻弄されたような展開になった印象を持ちました。明日の復路、東洋大学と36秒差の青山学院大学がどういうレースを演じるのか、そこに早稲田大学あたりがどう“割って入る”のか、注目となるでしょうね。
それにしても、特にハードなコースを走るこの駅伝も、昨年から往路の小田原中継所をこれまでのメガネスーパー本社前から復路と同じ風祭の鈴廣本社前に戻してからはいくらか落ち着いたレース展開になった印象があり、往路での途中棄権は昨年同様に発生せずに終わりましたが、一昨年までの5区を23kmの長丁場に設定していたコース設定の“弊害”とやらが無くなった影響も、あるのかもしれないと思いますが……。
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