タイヤ痕がくっきり。地べたで干された中国産「カーペットひじき」の衝撃
2017年12月22日 7時0分 文春オンライン
訪れたのは、中国の浙江省温州市。「温州みかん」で有名なみかんの産地だ。ちなみに、日本の「温州みかん」の産地は鹿児島県や和歌山県で、中国産ではない。温州はみかんだけでなく、沿岸部でひじきの養殖がさかんに行われている。
写真のひじき加工場は、温州市の沿岸部・洞頭県にある。巨大な海苔のようにも見えるひじきが地面に直接敷かれて、天日干しされていた。照り付ける真夏の日差しによって、早く乾燥させるためだという。見学しようと、敷地内に足を踏み入れた途端、警備員が慌てて飛んできた。
「入っちゃダメだよ!」
中国語でまくし立てられ、敷地内から追い出されてしまった。ここまで来て、ひじきの実態について、潜入調査できないのか――。
通訳の日本人ジャーナリスト・林真宣氏も「商談のために来た」と食い下がったものの、警備員は職務に忠実だった。従業員に連絡すらしてくれない。
「ウチは入れないけど、すぐそこのひじき加工会社は警備員なんていないよ」
警備員はニヤリと笑って手を振った。いい情報を入手して向かったひじき会社は、すぐ近くだった。
地べたに敷かれたひじきの上にタイヤ痕らしきものが
ここも同じように、ひじきを地面に干している。追い出されたひじき会社と違って、地べたに直接干しておらず、薄いシートを敷き、その上にひじきを並べていた。
広い敷地に所狭しとひじきが並べられており、足の踏み場も少ない。よく見ると、地べたに敷かれたひじきの上にタイヤ痕らしきものがある。車がひじきの上を通っているのだろうか。
「中国人はあまりひじきを食べないから(笑)」
敷地内へ入って、加工場の階段を上り、上から「カーペットひじき」を撮影してみた。やはり、車が通ったような跡がある。
改めて、ひじきを近くで見てみると、ヒモやビニール袋などがまとわりついている。ゴミだらけなのだ。工場内で寝転がっている老女に話を聞いてみた。
「地面にひじきを敷いて大丈夫かって? 大丈夫よ。中国人はあまりひじきを食べないから(笑)。ここのひじきはほとんど日本へ出すのよ。ここは80年代から日本へ輸出している老舗なんだから。日本以外にも韓国へ出荷しているわ。あたしたちの仕事は、ひじきに付いたゴミを取り除くことなの。投げ捨てられた海のゴミやビニール紐なんてものが多いわね。夏は暑いから作業着なんて着ないわ」
老女によると、会社の敷地全面に渡ってひじきを干すため、「トラックが商品の上を通ることは当たり前」だという。
加工場内を歩いていると、ゴミ取り作業をしている男性たちがいた。
緑色の麻袋にゴミを取ったひじきを入れていたが、商品が入った袋をクッションソファがわりにして座っている。袋に入っているとはいえ、おせじにもキレイな服装ではない従業員のイスとして扱われるのは耐え難い光景だった。
スーパーの惣菜、弁当、お通しで出されるひじき煮は中国産が多い
日本に流通するひじきは、約9割が外国産だと言われている。財務省の貿易統計(輸入)を見ると、2016年のひじきの輸入量は約4860トン。韓国から約1950トン、中国から約2910トンのため、この2カ国で輸入ひじきは占められている。およそ5分の3が中国産ひじきだ。韓国産ひじきは、約2000トンの輸入量に対して、金額約33.7億円。一方、中国産ひじきは約3000トンで約16.6億円。いかに安価な中国産ひじきが大量に日本へ入ってきているかよくわかる数字だ。2000年代前半は、韓国産ひじきが輸入量で中国産を大きく上回っていたものの、ここ数年は安い中国産に押されており、逆転を許している。国産ひじきは高価だ。乾燥「芽ひじき」は1キロあたり7000円前後する。一方、中国産は1500円〜1600円程度だ。
安価飲食チェーンのお通しで出されるひじき煮などは、その多くが中国産だろう。他にも、スーパーの惣菜や弁当のひじきも同様のケースが多い。
「オレは温州の海や川ではもう泳がない。魚だって食べたくない」
ひじきは、中国人が食べなくても、人の口に入る食品だ。衛生的に疑問を抱かれるような扱いをするのは言語道断ではないか。ただ、問題はそれだけではない。養殖場となっている海の汚染が深刻な問題となっているからだ。
地元住民の男性はこう嘆く。
「温州は、人工皮革の工場がたくさんあって、工場排水が河川に流れ込んでいるんだ。川から流れてきた汚い水が海を汚染して環境問題となっている。省政府も水質汚染には頭を悩ませているのさ。重金属の汚染が進んでいるからね。オレは温州の海や川ではもう泳がない。魚だって食べたくない。ひじきみたいな海藻や貝類もダメだよ」
中国問題に詳しい愛知大学の高橋五郎教授の著書『日中食品汚染』(文春新書)によると、2011年の中国の工場などからの排水の廃棄量は、660億トン。2005年の525億トンを約26%上回っている。もし、このままのペースで排水の廃棄量が増え続けたなら、2030年には約1300億トンにのぼると試算されているから驚きだ。
中でも、浙江省はカドミウム汚染が指摘されている地域だ。重金属類は口にしたところで、すぐに人体への影響が出るわけではない。その代わり、体外へ排出されず、少しずつ蓄積されてゆく。そして、長い月日を経てガンなどの病気の原因のひとつになるから怖いのだ。
ひじき養殖場のある海へ足を運ぶと、泥水のような色をしていた。お世辞にもキレイとは言えない。ひじきを取るための網も、「カーペットひじき」に劣らず不衛生だ。
養殖場の近くの飲食店に入ると、近海で取れたひじきを出すというので、注文してみた。
「泥水に浸かった酢の物だな……」
「うちのは生ひじきだから、新鮮で美味しいよ!!」
店のおばさんが太鼓判を押すので、言われるがまま頼んでみた。以前、私は山東省の青島で「ヘドロアサリ」を食べ、ひどい腹痛に悩まされた過去がある(「食べて一晩中トイレから出られなかった中国産『ヘドロアサリ』の恐怖」)。
ほどなくして出された「生ひじきの酢の物」は、なかなかインパクトのあるビジュアルだった。
日本人が食べるものとは少し違う。ひじきが切られておらず、麺のように長い。強烈な磯の香りが鼻腔を捉えて離さない。むしろ、生臭いと呼んだほうがよかった。
通訳の林氏は「食べない」という意志を“視線のレーザービーム”で私に向けていた。
「少量の重金属なら死にはしない!」
そう自分に言い聞かせて、私はひじきを口に運ぶ。海水を飲んだような香りと泥臭さに思わず吐き出してしまった。
「泥水に浸かった酢の物だな……」
さすがに、それ以上食べられなかった。その晩、やはり腹痛に見舞われた。しかし、大量に食べたりしなかったので、軽くお腹をくだす程度で済んだのだった。
ひじきは、忘年会・新年会でも目にする機会が多いだろう。カルシウムや食物繊維が豊富で、健康に良いと言われている。ただ、それだけではないということを知っておいていただきたい。
(徳山 大樹)
http://news.livedoor.com/article/detail/14063146/
>安価飲食チェーンのお通しで出されるひじき煮などは、その多くが中国産だろう。他にも、スーパーの惣菜や弁当のひじきも同様のケースが多い。
お通しでひじきが出てきたら国産と断りがなければヤバイと思った方が良いでしょう^^;
もうその店には行かない方が良いw
私がコンビニの弁当を食べなくなったのは支那産韓国産が必ず含まれているからです。
日本に輸入しても洗浄してると業者や販売店はいうでしょうが、そんな手間暇かけるとコストがかかります。
コストを考えたら初めから特亜産を入れないでしょう。
つまり特亜産海産物は危険^^;
海産物は慎重に選びましょう。
ひじきやアサリは食べないって選択もあるけどね^^;;
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