東京新聞、琉球新報の共催で「知らない沖縄 知りたい沖縄」という集まりに行って来た。
場所は法政大学市ヶ谷キャンパスの「薩埵ホール」というところ。870人収容の大ホールだ。大きいのでびっくりした。さらにびっくりしたのはこの台風の中、その会場が満員だったということだ。ほとんどは中高年層だが、沖縄問題に強い関心が持たれていることを実感した。
メインゲストは翁長雄志沖縄県知事だ。強烈な台風と解散総選挙で事務方は無理かもしれないと危惧したようだが、翁長氏の強い意向で実現したとのこと。やはり沖縄問題が知られていない、知ってほしいという強い意思を感じた。沖縄県編集の「沖縄から伝えたい。米軍基地の話 Q&A Book」という気合いのこもった資料も配布された。これからじっくり読もうと思う。
翁長氏の話を要約すると「Q&Aを読んでほしい」ということだ。
それほど、沖縄は誤解されている。翁長氏が名指しで批判していたのは百田尚樹氏。ネットで広がる「沖縄は基地で食べている」等の誹謗中傷を、必死で打ち消し、誤解を解こうとしている。非常に上背のある人で声もよく通り、話は明解で、あれだけ選挙で圧勝したのも頷ける。
第2部はシンポジウムで、司会が津田大介氏。パネリストは法政大学総長、田中優子氏、沖縄のアナウンサー第一号でOHK会長等歴任した川平朝清(かびら ちょうせい)氏。
川平氏がパワーポイントで示した資料が興味深かった。まず東京都(島嶼を除く。23区+多摩)と沖縄本島の地図を重ね合わせる。ほとんど重なる。幅は東京都の方があるが、長さは沖縄本島が勝る。意外と大きい沖縄本島。さらに、そのうち米軍基地の占める面積が23区の地図と重ね合わされる。千代田区、中央区はすっぽり収まり、11区が被る。基地の大きさが実感できる。そして沖縄の基地の多くが「米軍専用施設」である。日米地位協定により、ここは沖縄県警がむやみに立ち入れない治外法権の地である。パワーポイントの理想的な使い方だと感心した。
第3部は沖縄音楽のコンサートだった。古謝美佐子が出る。文化を軽視する訳ではないが台風が心配なのと、体力的に限界なので退出した。文化に触れることの意味も大きいと思う。前にも触れたが日本の民謡は単調であるのに対し、琉球音楽は長調に近い。心の中に流れている旋律の違いが文化に影響しないわけがない。ということで現在フラフラ。
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