阿笠博士の連絡で、目暮警部と毛利のおっちゃんが現場となった博士の家にやってきた。
目暮「阿笠さんが部屋の提供、歩美ちゃんがケーキ作り、光彦くんがビデオカメラ担当、灰原さんが飲み物を用意して、コナンくんが部屋の飾り付けか。ふむふむ、なるほど」
毛利「それにしても警部殿〜、まだ事件かもわからないのに遺体を鑑識にまわしたのですか〜、突発性の病死かもしれませんよ」
目暮「そうだな。 しかし、元太くんが毒殺を警戒していたと阿笠博士から聞いたからな」
それを聞いた毛利は、部屋をぐるりと見渡す。
毛利「(これが殺人事件だとすれば犯人はこの中にいるかもしれない。いったい誰が・・・)」
目暮「一応聞いておくが、この中に元太くんを恨んでいた人間はいるかね」
博士「それはコナンじゃな」
コナン「灰原もだよ」
灰原「それなら光彦くんだって」
光彦「いや、歩美ちゃんの方が」
歩美「一番は博士でしょ」
なんてことだ。元太は全員から恨みを買っていた。
全員に動機がある、つまり全員が容疑者になりうるということだ。
毛利「うむむ」
毛利が頭を悩ませていると、警部のもとに鑑識が戻ってきた。
鑑識「報告します!元太くんに外傷はなく、解剖したところ、胃の内容物から毒物を発見。死因と断定されました。摂取すると数分で死んでしまう恐ろしい毒です」
毛利「毒を口にしたということか」
目暮「う〜む、元太くんが口にしたもの、触れたものが分かればいいのだが」
光彦「それならわかりますよ。僕、元太くんが来た時からずっと元太くんにビデオカメラを向けていましたから」
目暮「おお、それは助かる。ぜひ見せてくれ」
・・・・・・・・・・・
目暮「博士の家に来て、イスに座り、ワインを飲み、ケーキを食べて、倒れる。うむ、全部映っとるな」
目暮「元太くんが触れたものを、すべて調べろ。どこかに毒が付着しているはずだ」
・・・・・・・・・・・
鑑識の結果、元太のフォークと銀食器に毒物の付着がみられた。
毛利「わかりましたよ、警部殿。
胃の内容物と、フォークと、銀食器から毒が発見された。つまり犯人はケーキに毒を入れたんです。
そして、この犯行が可能なのはケーキを作った人物だけ」
「犯人はきみだ、、、
歩美ちゃん」
歩美「!!!!!」
目暮「待ちたまえ毛利くん。ケーキはここにいる全員が食べておる」
毛利「な、ならば、無差別殺人を行おうとケーキの一部に毒をしこんで、元太くんがたまたまそれを口にしたのでは」
目暮「そんなことをしたらケーキを作った自分が犯人だと言ってるようなものだろう」
毛利「では、元太くんがケーキを選んだあとに、犯人がケーキに毒を振りかけたとか」
目暮「先ほど見たビデオにそんなものは映っておらんかったぞ」
毛利「わかりましたぞ。元太くんはフォークと銀食器にあらかじめ毒を塗っていて、自殺したのでしょう」
目暮「いったい何の意味があるのかね」
コナン「(今回も、おっちゃんの推理はあてにならないな)」
歩美「もー!私が犯人だなんて失礼しちゃうわ!」
灰原「そうよ、歩美ちゃんがそんなことするはずないわ」
おっちゃんは散々な言われようだ。
歩美「灰原さん、飲みましょう!」
灰原「えぇ、付き合うわ」
歩美と灰原は2人でヤケ酒(ファンタグレープ)を始めた。
もう知らん。好きにしてくれ。
しかし、この事件、妙だ。
元太が毒殺されたのは間違いない。
そして毒がついていたのは、胃の内容物、フォーク、銀食器の3点。
毒はいったいどこから来たんだ?
考えるコナンの目にあるものが留まった。
(・・・・・・あれは!)
(そういうことだったのか)
(そうとわかれば、この腕時計型麻酔銃で)
ピューーー、プシュ
毛利「うわん、くらん、、、、」
バタッ
目暮「こ、これは眠りの小五郎!」
後編に続く
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