■ホリエモン「保育士の給与が低いのは誰にでもできる仕事だから」発言で物議 「保育士馬鹿にしてる」「言っていることは正しい」
(キャリコネ - 10月16日 14:51)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=210&from=diary&id=4814892
これ読んだ時、あら、大学の経済学部の授業のいい教材になるわね、って思った。はたしてホリエモンの言ったことは現実を描写として適切か?っての。
経済学を勉強した人間からしたら、参入障壁が低い、ということで「誰でもできるから」ってのは当たってるけど、それだけじゃ半分よね。だって労働供給の側しか見てないもの。
ちゃんとしたビジネスマンなら、需要も見て、均衡がどうなるか、ってのを考えるわよ。で、保育士の給料が上がらないのは実は、需要の問題も大きい、ってのを認識しなきゃ。
ってのは、保育士の労働への需要は、保育園なりデイケアなりに預ける需要から来ている。英語でいうところのDerived Demandね。もし、保育士への需要が凄く高く、医者並みに年2000万貰える仕事だったら、どうだろう?そうすると、そんな給料を払うには保育料が凄く高くなる。そうなったら、「そんなに高い料金払うくらいなら、仕事辞めて自分で面倒みるわ」って親が出てくる。なので、そんなに高い料金で保育園の経営はなりたたない。これが1000万なら?それでも高いわよね?これが800万なら?それでも高い・・・となる。つまり、保育士の労働に対する需要は実は価格の弾力性が非常に高いレンジが大きいので、結局は、保育園に対する需要は需要曲線で価格の弾力性が低いだろうかなりの低価格に落ち着かざるを得ない。つまり「これくらいなら、まだ払える、これくらいなら、まだ働いてた方が得」ってレベルの価格しか設定できない。
そんな中では、どんなに参入障壁が高くて、労働供給が低くっても、高い報償はもらえない。それなのに、資格を取るのがチョー難しいわけでもない(参入コストが低い)ので、そこそこの供給もある。となって、結局は賃金が上がらないのよ。
需要と供給、均衡がどうなるか、ってのは常に頭に置いておかなきゃいけない考え方よ

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