「元太君誕生日おめでとう」
今日は元太の誕生日を祝うため少年探偵団のメンバー、コナン、光彦、灰原、歩美は阿笠博士の家に集まっていた。
元太「忙しい中をわざわざ来てやったぞ。感謝しろよ、貧乏人ども」
阿笠「い、いらっしゃい」
昔は仲が良かったが、元太の発言からわかるとおり、今では俺たちの間に大きなへだたりができている。
それは5年前だった、元太が買った宝くじが100億円の当たりだったのだ。
そしてそのことが彼の性格を変えることとなってしまった。
光彦「こっちへどうぞ」
元太が席につくと光彦はビデオカメラを回し始めた。
光彦はビデオが好きでいつも記念だと言っては録画している。
見るときはあるのだろうか。
灰原「みんなおまたせー」
歩美「ケーキできたわよー」
誕生日ケーキのお出ましだ。
歩美は料理名人、もちろんケーキ作りも得意だ。
灰原「飲み物もあるわ。ファンタグレープよ」
元太「俺は飲まないぞ」
「毒が入ってるかもしれないからな!」
みんな「!!!!!!!!」
元太「そのケーキにも毒が入ってるんだろう?」
歩美「そんな、ひどいわ」
光彦「元太くん、その発言はあんまりです」
阿笠「せっかくの誕生日会じゃ、みんな仲良くせんか」
博士はこう言ったが、実は誕生日を祝おうなどと思っているメンバーは誰1人いない。
少年探偵団、それに博士も金に困っていて、皆、元太から借金をしている。
今日の誕生日会は「元太を祝う会」ではなく、「元太から金を借りるためにおべっかをする会」なのだ。
もちろん元太もそのことをわかっているが、金持ちの傲慢を見せつけるために来ている。
元太「俺は持参のワインを飲ませてもらうぜ。1本500万の安物だけどな。グラスも持ってきた」
コナン「それじゃ、元太はワインな」
阿笠「おほん、それじゃ元太くんの誕生日を祝って、乾杯」
みんな「かんぱーい!」
中編に続く
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