男子100m 桐生が日本勢初9秒台
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午後3時半ごろ、NHKのラジオ第一の川柳の番組を聞いている最中に中断してニューススタジオから臨時ニュースとして報じられた、桐生祥秀の「9秒98」(追い風1.8m)。今日、福井県の福井運動公園陸上競技場で行われた日本学生対校選手権男子100m決勝で樹立された記録ですが、1968年のメキシコシティ五輪で米国のJim Hinesが男子100mの決勝で9秒9(手動計時)を記録、電動計時で9秒95と認定され、人類初の電動計時による9秒台の達成という歴史的な記録で金メダルに輝いてから49年。幾多の日本の陸上選手が挑戦を重ねながら届くことのなかったこの壁を、ようやく打ち破ることができたと言うわけですね。
それにしても、先日の世界陸上では個人種目での代表入りを逃する(リレーメンバーにはなった)など些か不本意なシーズンを送っていた桐生祥秀でしたが、この人こそこの壁を破るであろうと言われ続けた人(の一人)であり、今日のレースではそれ相応の意地を持って望んだのではないかと思います。勿論、日本のナショナル・レコードを更新する記録であり、前記録保持者である伊東浩司日本陸連委員長もその快挙を称賛し、桐生祥秀自身も「やっと4年間くすぶっていた自己ベストが更新できたなと思います。(速報値で)9秒99と出てそこで嬉しさもあったんですけど、『10秒00にならないでくれ』とお願いしていました。」と語っていたようですが、今年のシーズン、あまり満足に過ごせなかった人であり、「感無量」の思いもひとしお、と言うところでしょうかね。
しかし、現在の世界記録は先日現役生活にピリオドを打ったウサイン・ボルト(Usain St. Leo Bolt)の9秒58。日本の選手達としては「9秒8x」、「9秒7x」…と、一つずつハードルを上げながら鍛練を続けていくことになるのでしょうね。注目しましょう。
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