最近ネットの一部で「キモくて金の無いオッサン」あるいは「弱者男性」という言葉が散見されます。
え?それって何?という人にもいるでしょうが、簡単に言えば「金と出世に縁が無く女がいない中年男性」でしょうか。
決して救われない社会的弱者「キモくて金のないおっさん」について語る
https://togetter.com/li/824984
http://koshian.hateblo.jp/entry/2017/05/28/014342
非同期型一夫多妻はキモくて金のないおっさんを増加させる
興味がありましたら、ちょっと長いかも知れませんが、このあたりのリンクが参考になるかもと。
貧困の最底辺にいるのに救われないのはオッサンだけじゃないのは、最貧困女子とか読めばよっく解るとは思うんですが。
だから、女性や老人は救っても中年男性は救わなくて良いのか?というと、そんなことはありません。
ですから、まあ、ネットで言うだけじゃしょうがないと思いつつ、いろいろな人、特にリベラル系やフェミニズム系の人たちがいくつか意見を述べ、
その中には私から見るととても有効だと思う手段があるのですが、なぜかことごとく否定されます。
ま、私はリベでもフェミでもなく、単に金の無いばあさんですが、私なりの考えは、まず、貧困の解決です。
低収入だから結婚できない、なら、まず最低賃金を上げましょう(それこそエキタスの主張しているような最低賃金1500円等)
そして、共働きがしやすい環境を作る(保育園の充実、育児休職後の復帰制度拡充、仕事と家事育児を両立できるワークライフバランス)
児童手当や教育費の無償化、奨学金の拡充等、ま、これらは私だけじゃなくリベやフェミが普段から主張し、また働きかけてることで全く目新しさは無いですが。
つまりは福祉と社会制度の問題ですね。
同時に、結婚・家族に拘らないヒューマンコミュニティの構築、例えば同じような境遇の男性がコミュニティを作って、ゆくゆくの相互扶助システムを構築する。
これ、革命的非モテ同盟にマジ、提言したいんですが。
ところが、キモカネ諸氏からすると、それは「強者がますます栄えるために弱者をより犠牲にする」だそうです。
なんで?
キモカネ諸氏の苦しみは貧困より「誰からも関心が持たれない」という「疎外」ではあるようです(このあたり、少し前の「非モテ」と共通するというか、
「非モテ」から脱却できずにオッサンになってしまった男性がキモカネ化しているのか…)
その気持は解るんですが、関心がどうして「女性からの性的関心」に限定されちゃうのか?
http://hedgehogx.hatenablog.com/entry/2017/05/30/131157
キモくて金のないオッサンが救済されないのは、有害だから。
有害って言うのはややキツい表現ですが、実際、キモカネの救済を主張する人たちは「金が無い」といいながら、貧困問題や非正規の待遇改善には全くといってよいほど関心が無い。
むしろ、貧困や経済格差が解決されてしまったら、困るんじゃないか位に思えます。
というのは自分たちが、「キモくて「暮らしに困らない程度の金がある」オッサン」になってしまったら、それでも結婚できないのは「金が無い」からじゃなく「キモい」から。
つまり外的要因ではなく、内的要因であるってことを見せ付けられちゃうからではないかと。
キモカネおっさん同士のコミュニティが歯牙にもかけられないのも同じ理由のようで、そういう場ではある程度のコミュ力は要求される。
とはいえ、結婚なんてそれこそコミュ力が無いと無理だと思うんですが。
そこで出るのが、上の文章にある
「どんなにキモくても受け入れてくれる従順な女」
なんです。
実際、嫁さんがいれば貯金も出来るし栄養のある食事も取れるからキモくて金の無いオッサンにならないとか、嫁さんがいれば自分を大切に出来るとか。
キモカネ諸氏の結婚幻想、半端ないです。
のわりに、じゃあ、婚活しようという気が全く無い。自分がじゃ身だしなみも整えられず、コミュニケーションもせずとも、そうそう都合のよい嫁さんが降ってくるわけないでしょうーが。
そうなると、「昔なら結婚できた」と。
いやいや、確かに高度成長期は今よりずっと婚姻率は高かったけど、相応の相手を見合いで押し付けるのが実情だったんだよ、それは。
で、なんか知らないけど、こういうキモカネ諸氏さんたち、なぜか、フェミニスト(と彼らが認定した)女性アカウントにやたら絡んできます。
なんか、彼らの(捻じ曲がった)論理展開では、フェミニストのせいで、キモカネになったということですが。
http://ala2014.hatenadiary.jp/entry/2015/06/14/192157
なぜ「弱者男性」の敵が「フェミニスト」なのか
上のリンクでね、もう論理的にフェミへの批判が的外れなことはきっちり書かれてるし、そもそも、キモカネのフェミに対する批判は八つ当たりでしかない。
むしろ、倒すべきは保守ジジイ的価値観なんだが、どうして、彼らがフェミを敵視するのか?
結構、下のリンクに答えがあるんじゃないかと。
「キモくて金の無い」のはオッサンだけ?という疑問持った人、いますよね。
なんか、中年独身女性は、バリキャリ高収入という幻想をもってる人もキモカネの中にはいるみたいなんですが、ま、実際、そういう独女さんもいるでしょう。
けれど、一方で、非正規で仕事が出来ず、男にもモテず、ただずるずると40を超えてしまったような、それこそキモくて金の無いオバサン、いくらでもいませんか?
(てか、まさに私がそれですな。たまたま結婚してるだけのキモくて金の無いオバサン)
そういうオバサンはどうなのか?
https://anond.hatelabo.jp/20160315173152
こちらキモくて金のないおばさんですけど
「ブスがお似合いのクズと結婚して殴られ浮気され罵られながらどこにも行けず子供抱えて家にこもってる」
実際、誰でも結婚できたとキモカネおっさんが憧れる高度成長期の結婚にはいくらでもこんなケースありました。
また今でも、キモカネおばさんには、縁談が持ち込まれることってあるようです。
が、そういう縁談の殆どは、「母親が認知になったから介護して欲しい」とか「家事の出来ない父と自分を残して母が死んだから、荒れ切った家の掃除片付けと炊事をして欲しい」とか。
つまり、介護ヘルパーや家政婦雇う金が惜しいから、住むところと飢えない程度の食い物やるから無料でやれというブラック雇用みたいなケースがすっごく多い。
キモカネおっさんからすると、そういう結婚を選ばない女が悪い!になるんでしょうが、じゃ、自分だったら
「無年金の両親と30代ニートの弟を養って欲しい」というアラフォーおばさんとの縁談を喜んで受けるのでしょうか?
日本では独身男性の不幸感が飛びぬけて高いという統計があります。
女性ではさほど大きな差が無い。
これは、「男は結婚して家族を養って一人前」という価値観に男が縛られていて、だからこそ中年独身男性は不幸なのだということなんでしょうか?
でも、かつては「結婚して子どもを持って一人前」という価値観は、むしろ女の側にこそ強く言われていたんだけどね。
それよりも、赤字決算決定の結婚しか自分には回ってこない確立大だから、独身でもいい、つか、むしろ独身でラッキーというキモカネおばさんと比べて、
ダメダメな自分を救ってくれる聖母のような嫁を求めるキモカネおじさんのリアリティのなさってなんだろ?
キモくてとか言いながら実は自己評価が過剰に高くて自分には「若くて美しくて料理上手で尽くしてくれる従順な妻」がつりあうと思っているのか、
それとも「女は男に隷属するのが当たり前だ」と信じている男尊女卑なのか…
キモいのは、その辺りかもしれないですね。
ログインしてコメントを確認・投稿する