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2017年07月23日12:01

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分水嶺

中山道を歩いて旅をしている。
今回は奈良井宿から山を越えて藪原宿へ行く。
奈良井宿は江戸時代の街並が多く残っている伝統建物保存地区である。
昔ながらの建物や土産店を見物しながら楽しむ。
峠を越えるにあたり腹ごしらえをしようと思ったが、昼食は11時からで、喫茶店しか開いていない。
とある食堂で、軽食を食べる。おやきに五平餅にビールを一本。
峠は石畳から始まる。
途中に「熊に注意」の看板がある。熊除けの鈴を腰につける。
日差しは木々の影が遮ってくれるが、坂道の連続でさすがに疲れる。
街道歩きにビールは気持がよいが、峠越えには息が切れる。
途中に「葬り沢」という谷がある。
戦国時代に武田軍と織田方となった木曽義昌が戦い、武田が敗けて滅亡の発端となった場所である。武田の戦死者500人が谷を埋めつくしたという。暑い山道だが、背筋が寒くなる。
ようやく峠に立つ。
この峠は「鳥居峠」といい、昔より信濃の国と美濃の国の国境であった。
ここは分水嶺であり、ここに降った雨は信濃へ流れると奈良井川から梓川、信濃川となり日本海に流れる。もう一つは木曽川となり太平洋に流れる。
ここを境に気候や歴史、文化も異なることが多いという。
峠には木曽からの風が吹いていて、信濃の汗を吹き飛ばし気持が良かった。

写真左 中山道石畳
写真中 鳥居峠の休憩小屋
写真右 山から見た木曽藪原の町並み
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