エヌ子は看護婦だ。
幼少期、看護婦に憧れを持ち、必死に勉強をして夢を叶えたのである。
仕事熱心と評判もいい彼女だが、一つだけ欠点があった。
それは、「注射が下手」という看護婦にとっては致命的なものだ。
エヌ子「今日も注射失敗しちゃった。先輩達は、「慣れるまで経験よ」って言ってくれるけれど、患者さんからクレームがたくさん来てるし、これ以上病院に迷惑をかけるわけには、、、いったいどうすれば」
エヌ子「、、、! そうだわ、いいこと思いついた」
次の日、エヌ子は病院の駐車場にいた。
エヌ子「ただいま、栄養剤の無料注射をおこなっております。ご希望の方はこちらへお越しください」
患者「駐車場で注射とは、シャレが効いてるじゃないか。どれ、一つやってもらおうか」
エヌ子「はい、ありがとうございます。それでは腕をだしてください」
患者「痛くないように頼むよ」
エヌ子「それでは打ちますね」
ブスッ!
患者「うぎゃーーーーー!!!」
エヌ子「あぁ、腕に打つつもりが、緊張して足に打ってしまった」
患者「この野郎、痛ぇじゃねーか! 医療事故だ!訴えてやる!」
怒る患者に対し、エヌ子は駐車場の看板を指さした。
『当駐車場内の事故・トラブルの一切責任を負いません』
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