mixiユーザー(id:26450852)

2017年06月06日12:06

801 view

加藤陽子さんの「(問う「共謀罪」 学問の世界から)怒りの抗議、重なるリットン調査団」という記事を読んで

■「共謀罪」に国際ペン会長が異例の反対声明
(朝日新聞デジタル - 06月05日 18:14)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4606234

(問う「共謀罪」 学問の世界から)怒りの抗議、重なるリットン調査団 加藤陽子さん
 ■歴史学者・加藤陽子さん(56)
 政府の怒りの裏にあるものを歴史は教えてくれる。
     ◇
 国連特別報告者のカナタチ氏が日本に示した「共謀罪」を巡る文書は、プライバシー監視について国際人権法と整合しているか教えてほしいというものです。これに対する日本政府の見解は、文面から怒りの湯気が立つようでした。
 「『共謀罪』は国際組織犯罪防止条約を結ぶため必要だ」と前提を述べ、「なぜ187の締結国にも懸念を表明しないのか」とカナタチ氏をなじったのです。
 国連の委嘱を受けた人物の要求に対しての開き直りの抗議。既視感がある。1931年の満州事変後、リットン卿が国際連盟の委嘱で報告書を発表した「リットン調査団」。その時の抗議と似ています。
 日本は「事変の発端となった鉄道爆破は中国の仕業」という虚偽を前提にしていた。そして「満州国」建設の裏に日本軍がいたと非難されると「他の列強もやったこと」と開き直る。
 「共謀罪」も、実は条約に加わるために不可欠ではないとガイドラインからは読み取れる。前提に虚偽があるから、外からの干渉にあれだけ神経質になる。
 歴史は単純には繰り返さないし、安易な過去との比較は慎重であるべきですが、やはり類似点を見いだせる。一連の応酬は「共謀罪」の本質をあぶり出すように見えます。共通するのは「偽りの夢」と、国民の「人気」です。
 満州事変当時は世界不況。日本の農村も苦しんでいたが、政党内閣には、人口の4割を占める農民を救えなかった。ビジョンを掲げたのが軍部でした。「満州が手に入れば好景気になる」とあおり、国民人気を獲得します。いざ戦争になれば、搾取され徴兵されるのは農民でしたが。
 「見果てぬ夢」を掲げて後戻りできなくなったところで、国際連盟の指摘に過剰反応。今と似ていませんか。「五輪で景気が良くなる」と「見果てぬ夢」で国民を期待させ「『共謀罪』でテロを防がなければ開催できない」とあおる。法案成立直前までこぎ着けたのに、国連特別報告者からの「待った」に怒り狂ってしまった。
 「戦前より民主政治は成熟している。心配は杞憂(きゆう)だ」と言われるけど、思い出してください。1925年に治安維持法を成立させたのは、リベラルな加藤高明内閣でした。
 法制局が当初出した案は、条文で「憲法上の統治組織、納税義務、兵役義務、私有財産制を変革する行為」と、犯罪になる行為を限定していた。しかし護憲内閣は「弾圧など絶対しない」と自信があり、結局「国体(天皇を中心とした国のあり方)の変革」というあいまいな処罰対象で成立させてしまう。ツケは10〜15年後に回ってきます。
 極めて脆弱(ぜいじゃく)な法律を、安定した力を持つ政党内閣が自信満々に作ってしまったという怖さ。このおごりを忘れてはいけません。(聞き手・後藤遼太)
     *
 かとう・ようこ 1960年生まれ。東京大教授で専門は日本近代史。「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」(09年)で小林秀雄賞を受賞。「戦争まで」(16年)で「リットン調査団」と日本政府の対応を論じるなど、明治以降の戦争に関する著作で知られる。
     ◇
 参院で審議が続く「共謀罪」法案。与党が早期成立を目指す一方、内外から懸念の声もあがる。様々な専門分野の学者たちに、受け止めを聞いた。
****************************************************************************
上記は、今朝の朝日新聞に掲載された、「(問う「共謀罪」 学問の世界から)怒りの抗議、重なるリットン調査団 加藤陽子さん」という記事の全文である。

この記事を読んでわたしが最も気になったのは、加藤陽子さんの次のような指摘である。

�犢駭△琉兢�を受けた人物の要求に対しての開き直りの抗議。既視感がある。1931年の満州事変後、リットン卿が国際連盟の委嘱で報告書を発表した「リットン調査団」。その時の抗議と似ています。/ 日本は「事変の発端となった鉄道爆破は中国の仕業」という虚偽を前提にしていた。そして「満州国」建設の裏に日本軍がいたと非難されると「他の列強もやったこと」と開き直る。/ 「共謀罪」も、実は条約に加わるために不可欠ではないとガイドラインからは読み取れる。前提に虚偽があるから、外からの干渉にあれだけ神経質になる。/ 歴史は単純には繰り返さないし、安易な過去との比較は慎重であるべきですが、やはり類似点を見いだせる。一連の応酬は「共謀罪」の本質をあぶり出すように見えます。共通するのは「偽りの夢」と、国民の「人気」です。満州事変当時は世界不況。日本の農村も苦しんでいたが、政党内閣には、人口の4割を占める農民を救えなかった。ビジョンを掲げたのが軍部でした。「満州が手に入れば好景気になる」とあおり、国民人気を獲得します。いざ戦争になれば、搾取され徴兵されるのは農民でしたが。/ 「見果てぬ夢」を掲げて後戻りできなくなったところで、国際連盟の指摘に過剰反応。今と似ていませんか。「五輪で景気が良くなる」と「見果てぬ夢」で国民を期待させ「『共謀罪』でテロを防がなければ開催できない」とあおる。法案成立直前までこぎ着けたのに、国連特別報告者からの「待った」に怒り狂ってしまった。��

加藤陽子さんの指摘のキーワードとなるのは、�燹峙兇蠅量粥廚函�国民の「人気」�瓩箸いΔ海箸砲覆襦F�本政府の国際連盟あるいは国際連盟に対する対応の共通点を、この�燹峙兇蠅量粥廚函�国民の「人気」�瓩箸いΩ斥佞埜世錣譴討い襪里任△襦�

そもそも一体、何のために2020年東京五輪を開催するのであろうか。安倍晋三は、当初東日本大震災からの復興をアピールするためだと言っていた。だったら東京ではなく、東北で開催すべきではないのか。なぜ�狹豕��瓩覆里�、疑問が残る。

もうひとつ、わたしが気になっている事柄がある。それは戦前の「治安維持法」に対する法務大臣である金田勝年の答弁である。
***************************************************************************
金田法相 治維法否定せずー戦前の思想弾圧に反省皆無
 金田勝年法相は2日の衆院法務委員会で、戦前の治安維持法への認識を問われ、「歴史の検証は専門家にゆだねるべきだ」と発言しました。日本共産党の畑野君枝議員への答弁。
 さらに金田氏は、治安維持法犠牲者の救済と名誉回復を求めた畑野氏に対し、「(同法は)適法に制定され、勾留・拘禁、刑の執行も適法だった」とし、「損害を賠償すべき理由はなく、謝罪・実態調査も不要だ」と言い放ちました。
 戦前の暗黒政治とその中核で国民の思想・内心を徹底的に弾圧、統制した治安維持法への全くの無反省を示す重大な発言です。
 国民の内心を処罰し、監視社会をもたらす「共謀罪」法案の審議の中で、治安維持法への反省は根本問題です。日本国憲法の思想・良心の自由の原点にも関わります。
 畑野氏は、かつて三木武夫首相が「治安維持法については、その時でも批判があり、今日から考えれば、民主憲法のもとではわれわれとしても非常な批判をすべき法律である」(1976年7月30日)と答弁していたことを示し、金田法相の異常な態度を追及。治安維持法を道具に国民を弾圧し、国際社会の批判をかえりみず侵略戦争に突き進んだ歴史を指摘し、「共謀罪で同じ過ちを繰り返すのか」と厳しく批判しました。
*************************************************************************
上記は、6月4日付の「しんぶん赤旗」に掲載された、「金田法相 治維法否定せずー戦前の思想弾圧に反省皆無」という記事の全文であるが、この中で金田勝年は治安維持法を�狹�法�瓩世判劼戮討い襦�

わたしの恩師・原野栄二先生は、戦時中に�狎鐐菷紳亅瓩箸い�思想を持っているということで、この治安維持法の対象者として、特高警察の監視下に置かれていた。原野先生だけではなく、西田幾多郎もこの治安維持法違反で検挙される寸前であったという話はよく聞かされたものである。また三木清が獄死したのも治安維持法があったからであることは言うまでもない。

原野先生は、日本共産党が戦前、戦中と自分たちだけが日本の軍国主義に戦っていたということに対して、
「お前たちは、ただ単に獄につながれていただけではないか。自分たちは娑婆で戦っていた」
と言って、よく笑われていたことを思い出す。

安倍晋三も多くの国会議員たちもほとんど戦前、戦中の日本社会の雰囲気を知らない、知ろうともしていない。だただ他、戦前日本を�犹身��瓩靴討い襪世韻任△蝓∪鐐阿瞭�本に�狷�本本来の姿�瓩鮓�ている。その�狷�本本来の姿�瓩箸蓮▲▲献△離蝓璽澄爾任△蝓¬措腓世辰親�本である。だからそんな日本は南京大虐殺事件も旧日本軍による従軍慰安婦制度という性奴隷制度もすべて�犧遒蟷��瓩箸靴独歡蠅靴茲Δ箸垢襦�自分たちの祖父たちが中国大陸で何を行っていたのかということから目を避けようとする。そうして安倍晋三は戦後の日本を�狷�本の本来の姿�瓩任呂覆い犯歡蠅靴茲Δ箸垢襦�しかし安倍晋三も戦前、戦中の日本についての勉強は何一つも行ってはいないのである。

�燹屐惷λ添瓠戮蝋餾歔反ト蛤疔瓢濔鯡鵑魴襪屬燭疉�要だ」と前提を述べ、「なぜ187の締結国にも懸念を表明しないのか」とカナタチ氏をなじったのです。��
と、加藤陽子さんは言われる。

では、「共謀罪」があれば、テロは本当に防ぐことができるのか。テロが頻発しているフランスやイギリスには共謀罪はないのか?そんなはずはない。では、テロは一体どうして起こるのか。それは、イスラム教という特定の宗教を信じる人たちを不当に差別している社会雰囲気があるからではないのか。�犧絞稔瓩鮗�けると、受けた人は怒りを覚える。そ間怒りがテロ行為につながっているとしたら、「共謀罪」の有無が真にテロ対策にはならないはずである。

加藤陽子さんの「(問う「共謀罪」 学問の世界から)怒りの抗議、重なるリットン調査団」という記事を読んでそんなことを考えたのである・

5 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する