■稀勢の里と高安が8連勝 大相撲春場所8日目
(朝日新聞デジタル - 03月19日 18:17)
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大相撲三月場所は中日八日目、全勝の新横綱稀勢の里と関脇高安は、それぞれ松凰山を小手捻り、勢を下手投げに退け中日勝ち越しターン、一敗で続く大関照ノ富士は小結御嶽海に両差しを許しながら右で極めて押し出し(最初の発表の決まり手は極め出し)に仕留めて星ひとつ差をキープ、横綱日馬富士が貴ノ岩を右に動いて上手投げ、鶴竜が小結正代を寄り切りで制してそれぞれ二敗を守る展開になりました。
連日、「19年ぶりの日本出身力士の横綱誕生」と言うことで熱狂的と言って良さそうな注目を浴びている横綱稀勢の里ですが、今日の対戦相手は普段は土俵入りで露払いを務める一門の松凰山。これまでは詰めの甘さを見せて不覚を取ることもあったこの相手に、今日も立ち合い両手で突かれて二本差しから前に出られ、土俵際に追いやられながら横綱が右で張って突き返し、何とか小手に振って捻って勝負あり。あと一歩足の運びがなかった松凰山は稀勢の里に「横綱初黒星(にして横綱初金星供給)」を付けるチャンスを逸した恰好となりました。同じ二所ノ関一門(二所ノ関部屋)の力士であり、一門の連合稽古などで「稽古をつけて貰っている」横綱で、土俵入りでの露払いを務める大役を担う松凰山ですが、惜しくも「恩返し」を逃したことになりましたね。
もう一人の全勝が弟弟子の関脇高安で、今日の相手は地元大阪府出身の勢。右腕を傷めてテーピングの勢を相手に、高安は突いて往なして左差しから右で抱えて勢の右小手投げに乗じて左下手投げ。やや時間を要したものの稀勢の里に先立って全勝キープ、中日勝ち越しを決めました。
さらに、内容の良さを感じたのが角番大関の照ノ富士で、今日も御嶽海に両差しを許す展開になったものの早い攻めで押し出し。膝などの怪我で低迷の土俵が続き、勝ち越したと思えば翌場所に負け越しの繰り返しだった照ノ富士も、今場所は見違えるような内容の良い土俵が続いている印象を受けますね。余程膝などの調子が良いのか、久々に賜杯レースに名乗りを挙げる活躍を見せていますが、田子ノ浦部屋の二人との優勝争いがどこまで続くか、注目したいと思います。
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