日本古来の暦の1年は「立春」から始まり「節分」で終わるのは周知のとおりだ。
つまりは立春からが本当の「新年」になる訳だが、この立春からは様々な事柄も変わってしまう。
歳徳神(としとくじん:その年の福徳を司る神様)が鎮座される方位が変わるのも、この立春からだ。
北、北北東、東北東といった刻みで分割すれば12種類の方位だが、日本古来の暦では全部で24種類もの方位が存在する。
360° を24等分すると、一つの方位の範囲(角度)は 15° しかない。
真北を 0°(360° )として右回りに進角にて各方位とその名称を記すと…
子(ねずみ):真北(0° )から ±7.5° で 15° の範囲
癸(みずのと)
丑(うし)
艮(ごん):北東
寅(とら)
甲(きのえ)☆
卯(うさぎ):真東(90° )から ±7.5° で 15° の範囲
乙(きのと)
辰(たつ)
巽(たつみ):南東
巳(み)
丙(ひのえ)☆
午(うま):真南(180° )から ±7.5° で 15° の範囲
丁(ひのと)
未(ひつじ)
坤(こん):南西
申(さる)
庚(かのえ)☆
酉(とり):真西(270° )から ±7.5° で 15° の範囲
辛(かのと)
戌(いぬ)
乾(いぬい):北西
亥(い)
壬(みずのえ)☆
子(ねずみ):真北(360° )
…の24方位になり、☆ 印が「歳徳の方位」または「恵方」という。
この「歳徳の方位」が節分と立春を境に変わり、今年の場合は…
節分まで:丙(ひのえ)
立春から:壬(みずのえ)
…に変わる。
節分の夜に頬張る「恵方巻き」は、次の恵方(歳徳の方位)に向かって無言で食べるという風習なのだが、残念な事にその多くは、その方位を「北北西」という安易な表現で罷り通っている。
風水での方位で考えると…
北:真北(0° )から ±15° で 30° の範囲
北北西:北の左隣で 30° の範囲
…になる。
すると、壬(みずのえ)の方位は「北」と「北北西」との境で Crossover している事が解る。
壬(みずのえ)の方位をどうしても「東西南北」の漢字で表現するとあらば…
北と北北西の境からやや北寄り
…という事になるであろうが、どうにもコレじゃ〜ややこしい?
壬(みずのえ)の方位を正確に確認する最も簡単な方法は「真北」から −15° の「345° の方向」に向かえば良い。
その理由は上述のとおりだ。
iPhone の Compass 等で 345° を指した方向が正に壬(みずのえ)の方位ということ。
恵方に向かって頬張るから「恵方巻き」である。
恵方の意味も判らずに「北北西だよね」で納得してしまう愚か者が少なくないように思える。
愚かが故に、恵方の壬(みずのえ)ではない方位に向いても、その間違いに気付けない。
恵方に向かう事なく「恵方巻き」を頬張ったのでは、何の意味も無いアンポンタンな行為と言わざるを得ない。
まぁ〜、空腹を満たす事は出来るだろうけれど…。
物事には必ず理由(事由)がある。
それをしっかりと理解してこそ意味を成す。
しっかりと理解する、こんな簡単な事すら怠るアンポンタンは「北北西だよね」で満足してしまうのであろう。
何時でも何処でも「訳も判らずのまんまで OK」で生きていけるアンポンタンは、ある意味で凄く幸せなのかも知れない。
けれども、私はそんな恥知らずで愚かな生き方は「まっぴらごめん」なのだ。
前置きが長くなってしまった。
本題に入ろう。
節分の次は立春だ。
今年も無事に立春を迎えられたのはありがたい事だよ。
因みに今年の立春は 02/04(土)の JST 0:36 からだった。
日本古来の暦では毎日が 0:00 から始まる訳ではない。
黄経の角度が 1° 進角した時刻で次の日になるのは以前の日記にも記したとおりだ。
今年の 02/01(水)から1週間の「黄経の角度」と「その日時」を記すと…
312° 02/01 1:39
313° 02/02 1:17
314° 02/03 0:56 節分
315° 02/04 0:36 立春
316° 02/05 0:16
317° 02/05 23:56
318° 02/06 23:37
319° 02/07 23:19
…になる。
時刻はいずれも JST なので兵庫県での時刻に該当する。
黄経の角度が 315° になった日が「立春」なので、今年の立春は上述のとおり 02/04(土)の JST 0:36 からであり、群馬県の我が家では、厳密に言うと兵庫県より少々早く立春を迎えている事になる。
その日が何時から始まるのかはとても重要な事だ。
Calender で 02/04 が「今年の立春だぁー!」と判ったとしても、朝から立春とは限らない。
理由は上記のとおりで、その日が始まるのは 23:00 以降という日もあるのだから「しっかりと確認する」のが重要であり、これを怠るとアンポンタンで酷い目に遭うから注意が必要である。
立春は新年最初の「恵方参り」の日だが、02/04 がまだ立春にならない時刻に出掛けてしまうと、そこは恵方どころか「凶方位」になってしまう。
だから注意が必要なのだ。
だから「しっかりと確認する」のだ。
アンポンタンな生き方は「まっぴらごめん」なので、私は納得するまで調べてから行動するよう心掛けている。
02/04(土)のこと。
今年の「立春」は前述のとおり 02/04 の 0:36 からだったので、当然に朝から既に立春である。
早速に新年最初の「恵方参り」に出掛ける。
我が家から近過ぎず遠くもない、壬(みずのえ)の方位の神社を目指す。
天候にも恵まれ、冬の Open Top Drive が気持ちイイこと…。
あぁ〜、空が青いぜ〜!
我が家からは直線距離で 7.5km にある神社に到着。
道のりでは 9.5km の移動距離であった。
安中市上後閑の山の中。
我が家から恵方の壬(みずのえ)の方位に鎮座される榛名神社に参拝する。
高崎市榛名山町の榛名神社と同じく、神仏習合の痕跡を色濃く残している神社だ。
鳥居の前で一礼し、参道を進もう。
神社の参道を進む際は、左足から歩み始め、参道の左端を歩くのが常識であり、最低限の礼儀でもある。
参道の中央は神様が通られるのだから、中央を歩くなんざぁ〜以ての外でけしからんこと!
海外から伝わった仏教とは異なる、日本古来の宗教であるにも関わらず、神社での常識と最低限の礼儀を弁えないアンポンタンが多過ぎると常々思う私である。
身勝手で無礼三昧の挙句、拝殿の前での作法も出鱈目なうえ、身勝手な願い事をしていくアンポンタンな人達を、さて、神様はどう見ていらっしゃるのだろうか…?
神様とて人と同じ。
無礼三昧なアンポンタンの願い事に、神様は耳を傾けてくださるのだろうか…?
神社では神社での常識と最低限の礼儀を弁えて欲しいものだ。
参道の途中、金剛力士(仁王)が納められた八脚門形式の仁王門がある。
神社の場合、矢大臣と右大臣(随身)が納められているのが一般的だが、お寺さんの仁王門というのは明らかに神仏習合の名残であろう。
この仁王門をくぐると卍が記されているのが見える。
仁王門を過ぎ、参道の階段を登り続けると(無人の)社務所がある。
手水舍で清めたいところだが、手水舍が無いのだ。
なので持参の手水で己を清める。
手水で清めたらば、最後の階段を登り拝殿の前へと進む。
榛名神社の拝殿前に到着する。
高崎市榛名山町の榛名神社は…
火之迦具土神(ひのかぐつちのかみ)
埴山比売神(はにやまひめのかみ)
…を主祭神とし、明治以降は…
大山祇神(おおやまづみのかみ)
御沼神(みぬまのおかみ)
大物主神(おおものぬしのかみ)
木花開耶姫神(このはなさくやびめのかみ)
…を配神しているが、安中市上後閑の榛名神社は…
埴山比売神
…だけを主祭神でお祀りしているそうだ。
埴山比売神は伊邪那美命(いざなみのみこと)から生まれた土(粘土)の神様であり、五穀豊穣の神様でもある。
朱塗りの拝殿は、その造りも雰囲気も他の神社と異なる。
詳しい方のお話からすると、これは拝殿ではなく「長床ではないか」という。
長床とは修験道の神社などにある建物で、参拝というよりも内部で修行するような目的で造られた建物なのだそうだ。
でも、私から見れば形式的にはこれが拝殿な訳であり、身勝手にこの中に入る(昇殿する?)勇気は無い。
従って、拝殿の前で、いつもの作法で参拝する。
あぁ〜。
恵方の神社に参拝するのは本当に清々しくて気持ちイイ。
拝殿の左側には末社の諏訪神社が鎮座されている。
諏訪神社と言えば、主祭神は建御名方神(たけみなかたのかみ)をお祀りする神社。
出雲の大国主神の御子神で、力持ちの神様、武の神様、風の神様、農耕の神様、狩猟の神様でもある。
諏訪神社もいつもの作法で参拝する。
あぁ〜。
やっぱり気持ちイイ!
我が家から歳徳神の恵方に鎮座される榛名神社に立春から参拝できたのが嬉しい。
榛名神社の神様に感謝感謝!
では、次へ行ってみよう。
次は我が家を挟んで真逆の方向、富岡市方面に向かう。
雲ひとつ無い、快晴の青空の Open Top Drive がとにかく気持ちイイぞよ。
次の目的地に到着する。
元農家(?)な造りの古民家なココ、実は Curry 屋さんなのだ。
富岡市上高尾の “baimai” さんにお邪魔してみよう。
で、こんな Thai Curry なんぞをいただく。
プリっプリの海老がたっぷりでもう、美味いっ!
美味いんだけれども…、ん〜、どうなんだろ…?
詳細は後日の日記に記す予定なり。
美味かったよ。
美味かったんだけれども…、ん〜〜〜。
立春から恵方参りし、お昼はちょいと変わった Curry 屋さんで Thai Curry を味わったらば、Open Top Drive の続きを楽しむ。
冬であろうと、快晴の青空と暖かい日差しを全身で感じながら移動も出来ちゃう。
これぞ Open Top Drive の醍醐味。
とにかく気持ちイイぞよ!
新しい年の始まりである立春を「気持ち良く」&「美味しく」&「楽しく」の三拍子揃って過ごせた私は幸せだよ、ホントに…。
幸せなのは嬉しいことだ。
その幸せ感に浸れるには必ず理由(事由)がある。
だから、アンポンタンな生き方は「まっぴらごめん」の私なのだ。
だから、調べるべき事は納得するまで調べてから行動するよう心掛けているのだ。
さぁ〜今年も「気持ち良く」&「美味しく」&「楽しく」をガツガツと行くぜい!
あっ、それと仕事もネ。
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