「 励ましの言葉 」
被災した人に掛けられる
「 頑張れ! 」という励ましの言葉は
言われた側にしてみれば
「 もうこんなに頑張っているのに・・・・ 」
「 もうこれ以上頑張れない・・・・ 」
そういう感情を引き起こすこともあります
精神的にも肉体的にも参っている人にとっては
辛い言葉として受け止められることもあります
しかし 実際被災した私達は
災害後 目の前の全てに困窮した状態から
被災前の生活を 必死で少しでも取り戻そうと
力の入らない体に自ら鞭打ち
頑張りに頑張らなければ
生きて今の生活に辿り着けなかったのも現実です
「 これ以上は無理 」
「 もうどうしたらよいのか判らない 」
そのような感情をずっと持ち続けながらも
被災したという状況全てを
放り出して逃げることも
諦めることも 許されない状態でした
それを訴える暇も余裕もありませんでした
まわりの人たちが 皆そのような状態でした
被災した人達は 今の状況がどうであれ
これまで本当によく耐えてきたと思います
被災者を励ましたい
でも どんな言葉をかけてよいかわからない
口に出した言葉が 失礼にならないだろうか
被災した人を 傷つけはしないだろうか
そう思われる方
言葉はいらないのです
そっと寄り添って
話を聞いてくださるだけでいいのです
もし 言葉をかけてくださるなら
「 今まで 本当によく頑張りましたね 」
「 自分のこととしてお話を伺えました 」
それだけで 充分なのです
震災からこれまで
生きてきた私達の頑張りを
まずは知り 認めて欲しいのです
そして ご自分が被災した時も
わが身に起こることとして
いつでも取り出せるように
心にしまっていてほしいのです
個人的に
私は 頑張れという言葉が大好きです
励ましてくれる人の気持が
直で心に伝わってくるからです
「 頑張れ! 」と言ってもらえると
素直に嬉しいのです
ただ 「 頑張れ! 」という
投げかけの言葉が苦手な人もいらっしゃいます
どうぞ その方の置かれた状況を知ったうえ
寄り添いの言葉で
優しい気持ちを届けていただければと思います
被災した人間の気持ちの一端です
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#語り部佐藤麻紀
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