■包丁で切られ介護職員重傷 80歳入所者、殺人未遂容疑
(朝日新聞デジタル - 12月30日 10:56)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=4365202
利用者さんが簡単に手の届くところに置いてある場合もあるよ。
包丁は調理用具・台所道具だし、レクの一環として調理をすることもあるし様々なことに使うから。
これはまな板の上で野菜や魚やその他食材を刻むためになくてはならない道具であり頗る重宝なものだが、それはあくまで正しく使った場合の話。
包丁に限らない。ハサミだってカッターナイフだって肥後守(死語?)だっておよそ刃物は正しく使えば有益な道具だが逆手に持って振りかざしたらたちどころに凶器になる。
さて本件、何故本件被疑者はそのような凶行に至ったのだろう?
確かに認知症の人との接し方は難しいよ。それこそ利用者さんの数だけ接し方は変わって来る。同じ人に対しても昨日通じたことが今日は通じないどころか、1時間前に話したことをまた聞いてくるなんて日常茶飯事だ。そして、ちょっとでも癇に障ると暴力に訴える人もいる。実際オレも幾度かやられたよ。そのため出血したこともある。
しかし、利用者さんが不穏になり激昂するにはそれなりの理由もある筈でそこを検証しないと一概に言えない。
極論すれば本件被疑者は職員から何かしらの虐待を受けていて[堪忍袋の緒]が切れてのことだった可能性も有り得るのだ(あくまで一例でアリ本件がそれに該当するという意味ではない。そもそもこの報道だけでは事件の背景は判らない。あくまで推論の一つに過ぎない)。
グループホームだと調理なども利用者さんも参加して…ってな機会も多かろう。包丁類は普段はカギのかかる場所に保管し職員がカギを管理したとしても、実際調理中にキッチンに出してる包丁を奪われたらどうすれば良い?たとえ相手は高齢者とはいえ刃物を持った人間に丸腰で立ち向かうのは至難の業だ。まして介護職員は武闘訓練など受けていない(そう言う経歴のある人は殆どいないだろうね)。否、たとえ警察や自衛隊などで其の筋の勤務を経験している人であっても、丸腰で凶器を持った相手を組み伏せるのは難しい。まして傷一つ付けずに取り押さえるなんてできるだろうか?
(単に暴漢を抑えるだけなら道具を使ってでも反撃出来ようし、それこそ相手にダメージを与えてよいなら却って苦労はない。しかし若いもんなら掠り傷で済む程度のダメージが、高齢者に命取りになる。それが難しい)
負傷された方々は幸いにも命に別状はないとのこと。せめてもの救いだ。
まずはこの方々の1日も早いご快癒を願う。
本件被疑者を罪に問えるか?となるとしかし、認知症ということで責任能力なしと判断される可能性もあるだけに難しそうだね。
幸か不幸かウチの職場では刃物振りかざして暴れる様な利用者さんは今現在はいない(しかし明日以降もそうである保証はないしやがて新規にご利用開始となった利用者さんにそう言う人がいない保証もない)が、他人事とも思えない事件ではある。
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