昔々あるところに、お爺さんとお婆さんと桃太郎が住んでいました。
お爺さん「隣村が鬼に襲われたらしい。怖い話じゃ」
お婆さん「うちらの村にもやってくるかもしれん。どうすればええだか」
そんな心配をよそに、桃太郎は言いました。
桃太郎「鬼が来たら俺が追い返してやるよ!」
お爺さん「気持ちはありがたいが、お前が鬼にかなうはずがなかろう」
お婆さん「桃太郎、あなたは生まれこそ変わっているが、腕力は人並みだし、特別な力を持ってるわけでもない。鬼に挑むなんて無謀なことはやめておくれ」
お爺さんとお婆さんは、桃太郎の話に耳をかたむけませんでした。
そんなある日、
村人「大変だぁ〜!鬼が攻めてきたぞ〜!」
ついに、桃太郎の住む村に鬼がやってきました。
鬼「ガハハー、食い物をよこせー!」
鬼たちは、家や田畑を破壊し暴れまわりました。
桃太郎「やめろーー!」
鬼A「なんだお前は?」
鬼B「お、こいつ知ってるぜ。桃から生まれたとかいう小僧だ」
桃太郎「やい、鬼ども! この村から出ていけ!」
鬼A「なにをー!生意気な!」
鬼B「ギタギタのボロボロにしてやるぞ!」
鬼たちが威嚇をすると、桃太郎は不思議な言葉を唱え始めました。
桃太郎
「ひとつ、、、人の世、生き血をすすり」
「ふたつ、、、不埒な悪行三昧」
「みっつ、、、醜い浮世の鬼を、退治てくれよう桃太郎」
鬼「なにをかっこつけている?役者にでもなったつもりか!」
桃太郎「福島の桃から生まれた桃太郎!」
鬼「ヒェーーーー!!!」
鬼たちは、いちもくさんに逃げ出した。
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