結婚という言葉はタブーにしよう。
小さなジェラシーも束縛も、
ありふれたしあわせも、未来図も、
あなたの前では、忘れよう。
気ままな夢を広げる自由を、
あなたの腕からうばっちゃいけない。
唇が乾いたら、ワインでぬらし、
退屈な指先は、ピアノを叩く。
恋はもともと、そういうもの。
炎の中の綱渡り。
心ばかりか身体まで、堕ちて行く。
あれもタブー、これもタブー。
たったひとつ、愛するだけ。
永遠の約束など、タブーにしよう。
ドラマのなりゆきも結末も、
ささやかなやすらぎを求めたら、
あなたは、どこかへ行くだろう。
昨日の夢を忘れる自由を、
あなたの胸から奪っちゃいけない。
音楽が聴こえない抱擁ならば、
華やかな幕切れにした方がいい。
作詞・阿久悠
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