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2016年10月04日07:13

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「 たら・ればのタイミング 」について

あの時こうすれば・・・・
あの時こうだったら・・・・

「 たら・ればのタイミング 」について

皆さんも
チャンスを逃してしまったときや
失敗をしてしまったときに
「 あの時こうすれば 」 
「 あの時こうだったら 」と
後悔したことはありませんか?
 
私もそのような思いを経験したことがありますが
震災前と 震災後に感じる 
この「〜たら」「〜れば」の重さには
とても違いがありました
 
被災して家族や親族友人を喪った私たちは
何度も何度も
この「〜たら」「〜れば」を繰り返します
 
「 あの時私がこうしていれば 」
「 私がこういう行動をとってさえいれば 」
 家族の命を喪わずに済んだのかもしれない
 
「 あれだけの大災害だったのだから
  ご家族が亡くなったのは
  決してあなたのせいじゃないんだよ! 」
そのように慰めてくださる方もいらっしゃいます
 
ですが 人間の心というものは
頭で現実を理解しているつもりでも
心がそれを許さないということがあるのですね
自然災害は誰のせいにもできませんから
亡くなってしまった家族を思い出すときは
自分を責める気持ちがいつも付きまといます
 
震災後 私が再度の被災に備えて考えた
最初の「たら・れば」は
「 また被災して私や夫が死んでしまったら
  残された子供達はどうなるだろう 」というものでした
当時 私の子供たちは二人とも小学生で
お米のとぎ方すら知りません
食べ物をどうやって調達すればよいか
誰を頼って生きていけばよいのか解るはずもありません
考えれば考えるほど 不安な点がわいてきます
 
災害時に何が起きるかを想像して
災害に備えるという作業は 一見つらかったり
ややもすると 面倒くさいものかもしれませんが
ご自分が被災者になる前に
この「〜たら」「〜れば」を使って
事前に備えられるのは とても幸せなことなのです
 
皆さんが被災する前の「今」 が
「 もし〜だとしたら 」
「 もし〜だとすれば 」
を考える最良のタイミングです

 
非常食や水の準備に余念がないことは重要ですが
命を喪わないことが大前提です
いざとなったら 体一つでも逃げる
逃げた後で これがない あれがないと言えるのは
命があるからこそ言えることで
被災している中でも幸せなことなのです
 
災害時には 誰もが自分の命を守ることに精一杯です
きっと誰かが助けてくれるという考えは通用しません
同じ地域にあった警察も消防も自衛隊も病院も
皆さんと同様に被災するのです
そして皆さんと同じように
家族が無事を祈って帰りを待っているのです
助けに来てもらえることは幸運なことなのです
 
ご自分の命を 
そして失いたくない大切な人の命を守るためには
普段から想像力を目一杯働かせて 
防災減災を自分のものにしてください
思いついたことを 日々メモ書きしておくことも
家族みんなが目視で再確認できますので
ご家庭での防災減災に役に立ちます
 
被災した後の 「 〜たら・〜れば 」は
自分の心との葛藤です
本当に苦しいものなのです
どうか 皆さんは事前の「〜たら・〜れば 」で
心の防災減災をお願いします
 

被災した人間の気持ちの一端です
シェアしてくださる方がいらっしゃいましたら
ご自由にお願いいたします
また 必要と感じてくださる場合は
このページの記事を
大切な方と一緒に ご覧ください
 

#語り部佐藤麻紀

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