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2016年09月30日05:20

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「 防災減災そして防犯 」について


震災直後から
被災前には考えもしなかったことが
身の回りで起きました
 
「 防災減災そして防犯 」について
 
被災した時に何が起きるのか
自分が被災してから実際に何度か怖い思いをしました
 
物資が入らない状態で
今まで住んでいた町から安全な場所に逃げるため 
また家族や親族の安否を確かめようと
走れる道を探して動き回るものですから
誰もが必死で切羽詰まった状態でした
とにかく ガソリンの続くところまで移動して
そこからは歩いて動こうと
市街地の至る所に車が乗り捨てられていました
 
車からガソリンが盗まれる
私達もそういう話を耳にし 
使用していた車のガソリンが抜かれないようにする為
避難所のブロック塀側に給油口が来るように
そして人が入れないようギリギリに駐車しました
ガソリンを抜かれてしまっては
遺体安置所に行くことも出来ませんので
抜かれないことを祈る日々でした
 
震災時に床上50�冂�の高さに浸水した
借り上げ住宅の消毒と清掃をしている際にも
ほんの1~2分目を離している間に
外に立てかけておいた傘が無くなりました
何も持っていない私たちに
叔父が持たせてくれたものでしたので
とてもがっかりし 
人通りの多い日中ですらこんなことが起きるのだと
とても怖い思いをしました

夫が会社の泥かき作業で出かけている間 
日中 借り上げ住宅に私一人でおりましたら
震災後に何かと気にかけてくださったご近所の方が
「 女性一人で留守をしているのだから
日中でもカーテンを閉めて 
家の中が見えないようにしないとだめだよ
小さい窓の鍵まで全部占めて
ポストに表示した名前も 名字だけの表示にしなさい
何があるかわからないから 旦那さんが来るまで
誰も家に入れちゃいけないからね 気を付けて!」
そう教えてくださいました
すぐに教えて頂いたとおりにして
家の中のことをしていましたが
当時は 夫が帰宅するまで神経が張りつめていました
この忠告を頂いたことで 恐ろしいと思うと同時に
知らない土地に来ても
私達を気にかけてくれる人がいるのだと安堵したものです
 
物資や食料を調達しに行くときも
一人で行くことは避けました
一人で食料を持って歩いていると
「 それどこで手に入るの? 」
「 被災してるんです それを分けてください!! 」
そう声をかけられるのはまだよい方で
後ろを黙って付いて来られたこともあります
車で買い出しをするときも
中の荷物が見えないように段ボールなどで覆いました
 
常に周りの状況はどうだろう
今何をするべきか
次は何をしなければいけないか
普段だったら安全な行動が
この状況で危険を呼び込むことにならないだろうか
頼りにしていた祖母も母も亡くなり
女性として相談する相手が誰もいませんでしたから
混沌とした状況の中 被災して朦朧とする頭で
判断をするという作業がとても辛かったのです
今でも 当時のことを思い出すと
動悸がしてきて 体の動きが止まりそうになります
 
ネット上に
我が家ではこれだけのものを
ここに揃えています
我が家の備蓄はしっかり出来ていますと
紹介されている方がいらっしゃるかもしれません
しかし実際に災害が起こったときには
物資や食料はお金以上に貴重なものです
ネット上で家の中にあるものを紹介することは
「 我が家の貴重品は
ここに このようなものが これだけあります! 」と
広く知らせていることと同じではないでしょうか
 
災害時 その情報を知っていた見ず知らずの人が
物資を求めて訪れるかもしれません
 
見知らぬ人がガラスを割って侵入するかもしれません
その時 ご自分の命を守ることは出来るでしょうか
もしそこに 
お子さんやお孫さんが居合わせたらどうなるでしょう
 
災害時には普段予測をしないことが起きるものです
ご自分の行動一つで 
気付かないうちに危険を呼び込んでしまうこともあります
 
災害から辛うじて命を守ることが出来ても
その後に起き得る犯罪で
危険な目にあったり 命を落としたのではいけません
 
普段の防災減災に加えて
「 災害時の防犯 」についても
家庭の中で話し合っておくことが重要なのです
  
 
被災した人間の気持ちの一端です
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