目暮による声掛けで皆がトイレの前に集まった。
「ところで毛利くん。なぜトイレの前なんだね?」
毛利「それは、、、ここが犯行現場だからですよ!」
目暮「な、なんだってーーー!」
「いったいどういうことかね」
毛利「灰原さんは毒殺されていた」
「彼女はいったいどこで毒に触れたのか、、、そう、このトイレのウォシュレットからですよ」
目暮「な、なにー!?」
毛利「犯人はウォシュレットに毒を仕込んでいたのです」
目暮「いや、しかし、ウォシュレットの水を飲むとは考えられんが」
毛利「飲んだのではありません。 アナルから入ったんですよ!」
目暮「な、なんだってーーー!」
毛利「灰原さんはアナル好きの、ガバガバアナルとして有名だ。おそらくウォシュレットから出た毒は、拡張されたアナルから奥に入り直腸で吸収されたのでしょう」
目暮「そうだったのか・・・」
歩美「ちょっと待って!灰原さんはウォシュレットを使わないわ!」
毛利「そうでしょうな。ガバガバアナルならウォシュレットを使わずともアナルの周りをキレイに拭けますからな」
歩美「それなら、いったい・・・」
毛利「犯人がウォシュレットを作動させたんですよ!」
「犯人の、、、、、、光彦くんがね」
全員「!?」
光彦「ち、違う。僕じゃ、、、」
毛利「先ほど光彦くんはトイレを詰まらせました」
「大食いの元太くんじゃあるまいし、光彦くんがトイレを詰まらせるほどのウンコをするとは思えません」
「ですから何がトイレに詰まったのか調べました。すると、これが出てきたんです」
目暮「こ、これは、、、ガムテープ?」
毛利「灰原さんと歩美くんの電話を思い出してください」
「彼女はトイレが2か所修理中だと言っていた」
「しかし、現在女子トイレをのぞいても、修理中の形跡はない」
「ガムテープを剥がした後が少し残ってますがね」
目暮「それでは、」
毛利「毒を仕込んだトイレは1つ。灰原さんにはどうしてもそこのトイレに入ってもらわないといけない。だから光彦くんはトイレを修理中と偽るためにガムテープを貼ったんです」
目暮「しかし、灰原さんはウォシュレットを使わないんだろ?どうやって殺すのかね?」
毛利「光彦くんの犯行は、こうです」
「給湯室のヤカンに下剤を入れたのはもちろん光彦くんです。歩美くんに連絡してお茶を持ってきてもらいました」
「そしてお茶を飲んだ全員が腹痛を起こしてトイレに行った」
「女子トイレに入るのは灰原くんだけだ。ガムテープで2か所が封鎖されているから、彼女の入るトイレは決められていたんです」
「会議室の出口に一番近い席だった光彦くんは、好きなトイレに入ることができたんです」
目暮「ふむ」
毛利「そして、全員がトイレに入った」
「ここのトイレのウォシュレットはリモコン式だ」
「光彦くんは自分の入るトイレと、灰原さんの入るトイレのリモコンを、あらかじめ取り替えていたんですよ」
「灰原さんが便座に座っているか光彦くんからは見えない。しかし、彼女は押してしまった」
「ビデのボタンを」
「ビデのボタンを押したことにより、光彦くんのトイレにビデの効果が現れた。そして彼女が便座に座っていると確信した光彦くんは、ウォシュレットのボタンを押した」
目暮「なんてことだ・・・」
毛利「彼はトイレをでた後、灰原さんの姿を確認しトイレに戻った。ガムテープを剥がし、リモコンを元に戻すために」
「剥がしたテープは、事件後に捨てようとポケットにでも隠し持っていたのでしょう」
「そして彼は知らなかった。トイレに戻っているときに、灰原さんがトイレが修理中と電話していたことを」
「歩美ちゃんの話を聞いた光彦くんは焦った。証拠のガムテープを持っていたら自分が犯人だと言っているようなものだ」
「トイレに流そうとしたが、失敗に終わったな」
光彦「・・・・・・」
目暮「今、鑑識から報告があった」
「男子トイレのリモコンに灰原さんの指紋が、女子トイレのリモコンとガムテープから光彦くんの指紋が検出されたよ」
「署まで来てもらおうか」
光彦「うわぁぁぁ!あの女が悪いんだ。もうあなたのチンコじゃ満足できないとか言って俺のことを振るからぁぁぁ」
目暮「連れて行け」
こうして事件は終わりを告げた。
今回も悲しい事件だった。
おわり。
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